タグ: PostgreSQL

不整合が起きてはならない場合、トランザクションはシリアライザブル

リレーショナルデータベースが優れている点はトランザクションをサポートしている点です。トランザクションは手続きが一貫性ある形で実行されることを保証してくれます。しかし、トランザクションを使えばOK、という物ではありません。

もしトランザクションさえ使っていればOKと思っていた方はトランザクション分離レベルを理解してください。

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PHP7で追加される整数型、浮動小数点型タイプヒントの問題点

PHP7では整数型、浮動小数点型、配列型のタイプヒントが追加されます。データ型をより厳格に取り扱うようになるのは良い事ですが、データ型を変換してしまうため問題となる場合もあります。

データ型は指定した型に変換すればよい、という単純な物ではありません。私はデータ型を変換しない方のRFCを支持していました。残念ながらこちらのRFCでなく、問題が多い方のRFCが採用されることになりました。

参考

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PostgreSQLのJSONB型を利用してタグ検索を行う

遅れてしまいましたが、PostgreSQL Adventカレンダー2014の9日目です。昨年はタグ検索するならPostgreSQLで決まり!でPostgreSQLの特徴でもある配列型を使ったタグ検索を紹介しました。今年はJSONを使ってみたいと思います。

つい先程、PostgreSQL GitリポジトリからPostgreSQL 9.4のソースを取得&ビルドして記事を書いています。(記事を書くことを忘れていたので大急ぎで書きました)

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第一回 中国地方DB勉強会の資料

第一回 中国地方DB勉強会の講師として参加させて頂きました。

MySQLも使っていますが奥野さんの発表は普段気にしていなかったことも多く、とても参考になりました。

私の資料もSlideShareにアップロードしました。

データベースセキュリティ

http://www.slideshare.net/yohgaki/ss-25042247

 PostgreSQL 9.3

http://www.slideshare.net/yohgaki/postgre-sql-93

知っているようで知らないプリペアードクエリ

PostgreSQL Advent Calender 2012用のエントリです。

PostgreSQLや他のDBMSを利用していてプリペアードクエリを知らない方は居ないと思いますが、プリペアードクエリを使いこなす為のTIPSです。役に立つかどうか、は多少疑問ですが、内部がどうなっているか知っているとなにかの役に立つかも知れません。時間的制約で多少端折っているところは勘弁してください。

完全なSQLインジェクション対策は以下を参照してください。

完全なSQLインジェクション対策

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PostgreSQL 9.0から使える識別子とリテラルのエスケープ

PostgreSQL Advent Calender用のエントリです。

エスケープ処理が必要なのにエスケープ用のAPIが無い状態は良くありません。エスケープしないために動かないのはまだ良い方です。エスケープが必要なのにエ スケープをしなくても動いてしまい、セキュリティ上の問題となる場合もあります。全てのアプリケーション・ライブラリはエスケープが必要なデータに対するAPIを持っておくべき です。今回はPostgreSQL 9.0から追加されたエスケープ関数を紹介します。

PostgreSQL使い始めて最初の頃に気づくのはuserなどの予約語がフィールド名に使えない事かも知れません。例えば、

yohgaki@[local] test=# CREATE TABLE user (name text);
ERROR:  syntax error at or near "user"
行 1: CREATE TABLE user (name text);

と失敗してしまいます。これはuserがPostgreSQLの予約語であるためSQL文の識別子として使用できないからです。MS Accessからデータベースに入った方には識別子に日本語を使う場合も多いので、PostgreSQLでは日本語のテーブル名やフィールド名はそのままでは使えない事に気が付いた方も多いのではないでしょうか? もっと読む

OSC Tokyo – 今更聞けないSQLインジェクションの現実と対策

明日のOSC東京Fallでは「SQLインジェクション”ゼロ”のPostgreSQL利用法 – 今更聞けないSQLインジェク ションの現実と対策」と題したセッションを日本PostgreSQLユーザ会の講師として話をさせて頂きます。

SQLインジェクションはとうの昔に枯れた話題と思われていますが、古くても今の問題です。何年か前、日本PostgreSQLユーザ会のセミナーで手作業でのブラインドSQLインジェクションのデモをした事がありますが今回はツールを使ったデモもあります。書いている間に当初作ろうと思っていたプレゼンとは異なる物なってしまいました。多少紹介から期待する内容とは異なっているかも知れません。既にSQLインジェクションについては十分知っている方でも、それなりに(?)楽しめる内容になっていると思います。おかげ様で満員だそうですが、飛び込みでも少しは入れるのかな?

45分なのに60枚もスライドがある上、デモもあります。かなりハイペースで話すことになります。ネットで直ぐに見つかるような基本的な事はあまり書かなかったのですが、無いようで書くとSQLインジェクションについて色々在る物です。多少スライドは飛ばす事になります。

ほぼ同じ内容でOSC高知でも話をさせて頂く予定です。
来たくても来れなかった方は是非高知でお会いしましょう。

PostgreSQLカンファレンス2008

PostgreSQLカンファレンス2008が今週金曜日(6/6)に開催されます。

http://www.postgresql.jp/events/postgresql-conference-2008

例年通り参加費が必要ですが懇親会費込みです。

参加費:
カンファレンス ならび に懇親会 4,000 円
チュートリアルも含むカンファレンス ならびに 懇親会 10,000 円

今回のカンファレンスの目玉は色々ありますが、その一つはチュートリアルセッションです。まだ、空席が残っているようなのでライセンスもBSDでMySQLよりも使いやすいPostgreSQLを始めてみたい方には良いチャンスだと思います。新人研修の一環としても良いと思います。

* MySQLユーザのためのPostgreSQL入門
(リナックスアカデミー 学校長 濱野 賢一朗 氏)

興味がある方は是非カンファレンスにお越し下さい。

PostgreSQL 8.3の全文検索機能(TSearch2)を日本語で利用する

PostgreSQL 8.3.0から、ユーザから提供されている追加機能(contrib)として利用できた全文検索機能(TSearch2)が本体に取り込まれました。

本体に取り込まれたため、PostgreSQL 8.3.0以降ではソースから構築する場合に

./configure
make
make install

と実行するだけで全文検索機能が利用できるようになりました。
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日本PostgreSQLユーザ会北海道支部 / Ruby札幌 合同セミナーのお知らせ

2月16日(土)に、日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)北海道支部とRuby札幌の合同セミナーが開催されます。

日本PostgreSQLユーザ会北海道支部 / Ruby札幌 合同セミナーのお知らせ

私も講師の一人として参加させて頂きます。PostgreSQLとMySQLのベンチマークについて話す予定です。ご都合がよい方はお越しください。

有料と聞いていないので無料セミナーだと思います。アナウンス文には無料と記載されていないので主催者に問い合わせてみます。

追記:
現在は無料であることがアナウンス文に追加されています。

FreeBSD7はPostgreSQL, MySQLユーザにとって救いになるか?

クリックして7.0%20Preview.pdfにアクセス

にFreeBSD7上でのPostgreSQLとMySQLのベンチマークが載っています。

PostgreSQL 8.2.4 – 11ページ

ピーク性能でおよそ5400transactions/secほど。

MySQL 5.0.45 – 15ページ

ピーク性能でおよそ3800transactions/secほど。

Kernelの主要な部分すべてがパラレルに動作するようになったため、かなり高速(数値にして数倍)になったようです。

グラフからもPostgreSQLの方がかなり良い性能であることが分かりますが、PDFファイル(16ページ)によると

On this benchmark PostgreSQL is 35% – 45% faster thanMySQL at all loads

とPostgreSQLの方が全般的に良い性能だったそうです。PostgreSQL 8.3は確実に8.2よりもさらに良い性能を期待できると思います。MySQLも5.1や6.0を利用した方が良い性能が期待できるのかも知れません。

このPDFのベンチマークはデータベースの性能を計る為のベンチマークではなく、OSの性能を計る為のベンチマークです。データベースサーバ設定、SQL文やテーブル構成などが不明なのでデータベースの性能のベンチマークとしては参考値くらいでしかありません。MySQLのテストではMyISAMを使っていると思われますが、MyISAMならこれくらいの性能差は普通です。

SET NAMESは禁止

MySQLには文字エンコーディングを変更する「SET NAMES」SQL文が用意されています。(PostgreSQLも同様のSQL文、SET CLIENT_ENCODINGがあります)この機能はSQLコンソールからは使ってよい機能ですが、アプリケーションからは使ってはならない機能です。SQLインジェクションに脆弱になる場合があります。

Ruby on Railsの本を読んでいて、ActiveRecordを説明している部分にMySQLの文字エンコーディングを変更する場合の例としてSET NAMESが利用されていました。アプリケーションからはSET NAMESは使ってはならない事を周知させるのは結構時間が必要かなと思いました。

PHPも5.2の途中からMySQLモジュールにlibmysqlの文字エンコーディング設定APIのラッパー関数が追加されていたりするので、たまたま最近読んだRoRの本だけでなく、多くの開発向け情報ソースにSET NAMESを利用した例が載っていると思います。

ストアドプロシージャだけ使っていれば安全ですが、アプリケーションからDBMSの文字エンコーディングを設定する場合、SQL文ではなく必ず文字エンコーディング設定APIを利用するよう紹介しなければならないです。MySQL4はストアドプロシージャが使えないので、フレームワークなどではエミュレートしています。ストアドプロシージャだけ使って防御している「つもり」で防御になっていない場合もあります。これもフレームワークを使っていてもアプリケーションが脆弱になる良い例ですね。

脆弱性の説明は面倒ですが注意事項は簡単です。「DBMSをアプリケーションから利用する場合、文字エンコーディング設定は必ずAPIを利用する」つまり「SET NAMES(PostgreSQLのSET CLIENT_ENCODING等も)は禁止」です。

PHPのMySQL:

PHPのPostgreSQL:

PHPのPDO:

<?php
// MySQL
$pdo = new PDO(
    'mysql:host=yourhost;dbname=yourdb;charset=sjis',
    'user', 'password'
);

// PostgreSQL
$pdo = new PDO(
    "pgsql:host=yourhost;dbname=yourdb;options='--client_encoding=sjis'"
);

Rails:

config.encoding = 文字コード

 

PostgreSQLカンファレンス2007

明日開催されるPostgreSQL2007は会場費等の為に2000円でローソンチケットでチケットを販売していました。ローソンチケット分は完売で現在購入できないそうです。しかし、当日券を会場にて販売(当日券は3000円だそうです)するそうです。もしチケットを入手できなかった方は現金で購入できるそうです。領収書も発行できるので仕事の都合がつく方は是非お越しください。