キュアプログラミング(防御的プログラミング)の歴史をざっと振り返ってみたいと思います。セキュアプログラミングは防御的プログラミングとも言われるプログラミングの原則の1つ※です。古くからある概念ですが、誤解または理解されていない概念の1つではないでしょうか?
※ Defensive Programmingとして記載されています。
何故、一般に広く常識として理解されていないのか?その理由は防御的プログラミングの歴史にあるのかも知れません。
参考:
キュアプログラミング(防御的プログラミング)の歴史をざっと振り返ってみたいと思います。セキュアプログラミングは防御的プログラミングとも言われるプログラミングの原則の1つ※です。古くからある概念ですが、誤解または理解されていない概念の1つではないでしょうか?
※ Defensive Programmingとして記載されています。
何故、一般に広く常識として理解されていないのか?その理由は防御的プログラミングの歴史にあるのかも知れません。
参考:
PHP7で基本的なデータ型である”int”や”float”、”array”タイプヒント(データ型のヒント)がサポートされます。使い方を間違えると思ってもいない問題が発生することがあります。しかし、正しく使えば問題ありません。タイプヒントの使い方を簡単に紹介します。
リレーショナルデータベースが優れている点はトランザクションをサポートしている点です。トランザクションは手続きが一貫性ある形で実行されることを保証してくれます。しかし、トランザクションを使えばOK、という物ではありません。
もしトランザクションさえ使っていればOKと思っていた方はトランザクション分離レベルを理解してください。
PHPはスクリプトアップロードに弱いシステムですが、PHPアプリにはファイルアップロードをサポートしているアプリが数多くあります。WordPressなど自動更新を行うアプリも増えてきました。
PHPアプリの場合、MVCフレームワークなどを使っていてもエントリポイントにはPHPファイルが必要です。ファイルアップロードをより安全に使うための設定も可能ですが、WordPressのようなファイル配置で自動更新を行っているアプリの場合、攻撃を完全に防ぐ事ができません。
しかし、簡単な方法でドキュメントルート以下のPHPファイルの実行をホワイトリストで防御することができます。
PHP7では整数型、浮動小数点型、配列型のタイプヒントが追加されます。データ型をより厳格に取り扱うようになるのは良い事ですが、データ型を変換してしまうため問題となる場合もあります。
データ型は指定した型に変換すればよい、という単純な物ではありません。私はデータ型を変換しない方のRFCを支持していました。残念ながらこちらのRFCでなく、問題が多い方のRFCが採用されることになりました。
参考
SQLiteはファイルベースのオープンソースRDBMSです。オープンソースとしては珍しいパブリックドメインライセンスを採用しています。SQLiteはファイルベースなのでデータベースサーバーが必要なく手軽に利用できます。SQLiteは組み込みデバイスで広く利用され、Android/iOSなどでは標準的なデータベースとして利用されています。モバイルデバイス以外での利用も広がっており例えば、Drupal8はSQLite3に対応しています。
普通のRDBMSのようにSQLクエリが利用できるのでとても便利ですが、SQLiteの仕様は他のRDBMSと異なるので注意が必要です。
追記:論理的・体系的セキュリティを構築していれば、ここに書かれているようなセキュリティ上問題となる事を自身で分析/対応できるようになります。
昨日書いた安全なAPI過信症候群の処方箋 – execv/SQLite3編はSQLiteの仕様がRDBMSとしてエキゾチック過ぎて、さらっと書いたよくあるRDBMSでの「安全なAPI過信症候群」を全く理解して頂けなかったケースもあるようなのでもう一度書きます。
プリペアードクエリには色々問題もあり、セキュリティ対策としてそれだけ教えるのはNG、と考えている方はプリペアードクエリ過信症候群ではないので、このエントリを読む必要はありません。
最近、ファイルアップロード/ダウンロード対策に関する検索が増えているようなので書きました。PHPの場合、スクリプトがアップロードされ実行されてしまうと致命的です。アップロードされたファイルを公開ディレクトリに保存することは好ましくありあせん。しかし、既にそうなっているアプリケーションの場合、改修が困難な時もあります。このような場合もより安全に利用できる設定を紹介します。
参考:「スクリプトアップロード対策」も合わせてどうぞ。
password_hash関数はcrypt関数のラッパーです。パスワードを簡単かつ安全にハッシュ化するための関数です。現在のPHPマニュアルにはpassword_hash関数の重要な制限が未記載であったため追加しました。 (さらに…)
以前にJavaScript文字列のエスケープ関数を紹介しました。試しにPhalconのZephirで書いてみました。
Rubyデフォルトの正規表現では^は行の先頭、$は改行を含む行末にマッチします。PHPのPCREとmbregexでは^はデータの先頭、$は改行を含む行末にマッチします。
この仕様の違いはデータのバリデーションに大きく影響します。
参考: PHPer向け、Ruby/Railsの落とし穴 の続きの解説になります。こちらのエントリもどうぞ。
Railsアプリケーションを作る機会も多くなったと思います。今までPHPのみを使ってきた方の為に、開発者がよく落ちてしまうRails/Rubyの落とし穴を少しだけ紹介します。RailsからWebアプリをはじめる方にも役立つと思います。
PHP 5.6からタイミング攻撃に対する対策が導入されます。メジャーなアプリケーションはタイミング攻撃対策が導入されていますが、PHP 5.6から簡単に対策できるようになります。
タイミングセーフな文字列比較関数はhash_equalsとして実装されました。
http://php.net/manual/es/function.hash-equals.php
色々やることがあってブログを更新できていませんでした。久々のブログはPHPのOpenSSL関数を使ってAES-256-CBCを使って暗号化する例です。今時のハードウェアとソフトウェアならハードウェアAESが利用できるので普通はAES-256-CBCで構わないでしょう。
(さらに…)SANS TOP 25 の解説はもっと後で行うつもりでした。しかし、現在のアプリケーション開発者向け教育に対する疑念のエントリへの反響が大きいようなので書くことにしました。
やるべきセキュリティ対策には優先順位があります。効果が大きい対策から行うべきです。セキュリティ対策は全体的に行うべきものですが、最も効果的な対策を除いて対策を行うようでは全体的な対策など行えません。
(さらに…)