IPAは基礎的誤りを明示し、正しい原則を開発者に啓蒙すべき
セキュアコーディングの第1原則は「入力をバリデーションする」です。セキュアコーディングの第1原則はソフトウェアセキュリティの一丁目一番地と言えるセキュリティ対策です。
入力バリデーションを第一のセキュリティ対策としているガイドライン:
- CERT Top 10 Secure Coding Practices
- OWASP Secure Coding ‐ Quick Reference Guide
- CWE/SANS Top 25 Monster Mitigations
- IPA セキュアプログラミング講座(NEW 2017年~)
セキュアプログラミング/セキュアコーディングを要求するセキュリティ認証:
90年代初めからコンピューターサイエンティストのセキュリティ専門家は「入力バリデーション」が重要であるとしてきました。「入力バリデーション」は論理的にセキュアな構造のソフトウェアを作る為に欠かせない必須の要素だからです。防御的プログラミングから数えると四半世紀を越える月日が経っています。
しかし、残念ながらセキュアコーディングの第1原則の「入力バリデーション」は普及しているとは全く言えません。この状況には理由があります。
この状況に責任があるIPAは、IPAのセキュアプログラミング講座 1に基礎的な誤りがあったことを明示し、開発者に与えた誤解が正されるよう、最大限の努力をすべきでしょう。
IPAのあり得ないような基礎的誤りがどのような物だったか、ご覧ください。
追記: IPAは問題のページを更新/削除したようです。