今回は一部の技術者が勘違いしているセキュリティ概念の話です。技術者とはWebアプリケーションのソフトウェア技術者を指していますが、他の分野の技術者にも同じ勘違いが多いかも知れません。常識であるべき知識が常識でないのが現状のようです。全ての技術者が知っておくべきセキュリティの基礎知識です。
残念ながらセキュリティ対策の定義どころか、プログラムの構造・動作原理も正しく理解されていないと言える状態です。
セキュアコーディングの構造/原理/原則
ゼロトラストとフェイルファースト
ソフトウェア開発には膨大な知識が必要です。目的(ソフトウェアを作ること)以外の知識を取り入れる機会や余裕が無かった方も多いと思います。セキュリティ基礎知識を知らなかった方、安心してください!基本は簡単です。一度知ってしまえば忘れるような難しい事ではありません。勘違いしていた方、問題ありません。正しい知識を身に付ければ良いだけです。誰にでも勘違いはあります。
思い違いをしやすい部分を、かい摘んで解説します。
追記:ホワイトリストの基本中の基本は”デフォルトで全て拒否する”であることに注意してください。全て拒否した上で、許可するモノ、を指定しないとホワイトリストになりません。
ここでのセキュリティはITセキュリティを意味しています。
参考:
こちらも合わせてご覧ください。
とくに IPAは基礎的誤りを明示し、正しい原則を開発者に啓蒙すべき は開発者であれば、目を通しておく方が良いです。IPAが10年以上も原理的に誤ったソフトウェアセキュリティ対策を啓蒙していました。今もその影響が大きいです。
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