年: 2005年

やっと出た、居場所確認携帯

PHSには同じようなサービスあるのに何故携帯版は提供しないのだろうと思っていましたが、やっと子供の居場所を確認できる携帯電話がAUから発売されるようです。GPSで位置把握はもちろんbluetoothで出席管理、屋内で10m単位程で居場所を確認できる機能が付いているそうです。ちょっとやり過ぎ?! 出席管理をこういった「物」でやりはじめると「物」だけ出席するケースに対応しなければならなくなります。さすがに小学生なら「物」だけ出席している、という状況は起こらないとは思いますが…

ところで以前このブログにも書きましたが電波の安全性についてはいろいろな議論があります。低周波の電磁波が人体にかなり悪い影響をあたえる事に関しては科学者の間でも合意が取れています。確かドイツ(だったかな?)は高圧線のまわり60メートルくらい場所には幼稚園などは設置できなかったと思います。身近な電磁波問題というページもありますね。

イギリスでは子供の携帯電話の使用を制限するよう勧めていると聞いた事があります。ちょっと検索すると目に見えない電磁波から身を守ろうこどもに与えるもの というページ見付かりますが、今ではとりあえず携帯電話の電波で脳腫瘍になるという説は否定されているようです。今でもイギリスでは子供の携帯電話の使用制限を勧めているのでしょうかね?気になる所です。

自分の子供にもたせるか?と考えるとたぶん持たせると思います。ただ念のためにポケットには入れさせず鞄に入れるようにさせると思います。本当は多少高くてもよいのでPHSと携帯のハイブリッドで、PHSが利用可能エリアではPHS、PHSエリア外では携帯で位置確認ができる電話が欲しいですね。

coMomonga2+リリース

このブログでもお勧めしていたcoLinuxのMomongaLinux版のcoMomonga2+が一般公開されました。

私のノートPCは

-PentinumM 1.3Ghz
-768MB メモリ
-80GB HDD 5400rpm/16MBキャッシュ

という構成ですが普通の速度で動作しています。coMomongaのISOイメージにはXmingも同梱されています。XサーバはWindowsネイティブアプリケーションなので非常に高速です。つい先日ノートPCのHDDが壊れたの期に以前は作っていたLinuxのパーティションは作らずにcoMomonga一本で行くことにしました。

CDを焼くのが面倒くさい方はDaemonToolsが便利です。Linuxのloopbackマウントと同様な感じでISOイメージをマウントでき、CDROMドライブとして参照できます。

WindowsServer2003のActiveDirectoryに参加しているPCの場合、デフォルトのグループポリシーがインターフェースの共有を許可していません。このため手順書の通り設定できません。これを回避するには次の方法が取れます。

-ドメインに参加しない
-グループポリシーエディタでクライアントコンピュータのポリシーを変更する
-グループポリシーの管理でクライアントコンピュータのポリシーを無効にする(こちら方が簡単)
-グループポリシーの管理でクライアントコンピュータを適用するユーザの範囲を変更する(デフォルトはすべての認証ユーザ。グループ管理がどのように行われているかが関係します。通常はこの変更も比較的簡単なはず)

当然ですがグループポリシーを変更するにはドメインの管理者権限が必要です。面倒な場合はドメインに参加しないのが一番簡単です。

coMomongaのルートファイルシステムは3GBと小さいですが色々な環境をWindows上で作るにはちょうどよい大きさです。基本的なツールのほとんどが入っているので直ぐに使えます。mph-getコマンドでパッケージをインストールするのも簡単です。mph-getにはapt, yumのようなsearchコマンドがありません。パッケージを探すのはsubversionのレポジトリかサイトのRPMパッケージディレクトリを参照してください。実はyumもMomongaでもサポートされているのですがcoMomongaでは未設定です。

最後にcoMomonga2+のISOイメージにはデスクトップ環境はXfce4のみが利用できます。最初にXからログインする際にはXfce4を手動で選択してください。
デフォルトの状態ではターミナルから日本語入力が行えませんがEmacsからは入力できます。(もしかして今のISOは入力できるのかも)

追記:
通常版のMomongaはSHIFT+SPACE、漢字キーなどでIMを起動しますが、ターミナルから起動するにはCTRL+SPACEを使います。

Detailed Firefox and IE vulnerability report

FirefoxとIEの脆弱性比較です。英語サイトですが表を見れば筆者の言いたいことは解ると思います。確かに最近はFirefoxの方が多くの脆弱性が見つかっています。リリース時期から考えてもFirefoxの方が安定性が低くても当然と思います。

http://secunia.com/advisories/16942/
でModerateなのでHRS攻撃に脆弱な程度ではあまり重大な脆弱性では無いという事になります。ブラウザ以外の環境に依存する攻撃であるため低いレベルの脆弱性と分類している事は理解できます。これをどう考えるか?は人によるでしょう。

ところで今でも私のお勧めはIEよりFirefoxです。
どのブラウザを使っていてもこまめにアップデートしないと常に危険、といえるのは間違い無いです。

Explaining Explain日本語版ドラフト

JPUG広報部ブログにOSCON2005で発表された「Explaining Explain」の日本語版ドラフトが公開されています。

EXPLAINとはPostgreSQLのコマンドで、クエリの実行プランや実際の実行時間を表示させる為に使います。SELECT min(val) FROM my_table; が何故遅いのか等、が解るツールです。クエリの最適化、PostgreSQLサーバの設定ファイル(postgresql.conf)のrandom_page_costの最適化などには欠かせないコマンドです。

非常に参考になります。もし読まれた事がない方はぜひどうぞ。

不自由なWebサイト

中国のWebサイトを作ったことはないですが、この記事によると、Webサイト、ブログは登録制になった(?)らしい。為政者の気持ちは解るのですが人の口に戸は立てられないと思いますが…

レベルは違っても日本でも似たような議論があり、有害コンテンツは無い方が良い&フィルタできる方が良いと思います。しかし、制度として確立しようとする議論は不毛な議論です。

この記事からは中国政府が海外のサイトにどう対処するのか分かりません。どうするつもりなのか知りたいですね。

追記:
ちょっと前に登録制になった、と思っていたらITMediaには6月の記事として載っていますね。
「Night Crawler」と呼ばれるシステムでクロールして未登録サイトを見付けて閉鎖させているようです。Wikipediaへのアクセスも制限しているようなので、これとは別に何らかフィルタを使っているのですね。

参考:
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0506/22/news094.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/07/news093.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/21/news053.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/15/news055.html
http://www.interfax.cn/showfeature.asp?aid=2367

速いSSH

SSHでのファイル転送は遅くて困る事があります。RabbitベースのCryptiCoreを採用したため、OpenSSHより2倍から8倍速いという事らしいです。

日本円でも買えるようですがエンタープライズ用という事で結構高いです。

クライアント – ¥17,756
サーバ – ¥92,234
http://www.ssh.com/company/sales/store/

お勧めPC

D. J. Bernstein先生のAdvice for computer buyersが8月23日に更新されていました。詳しくはリンク先を見て頂くとして、お勧めPCの概要は

-Athlon64 X2 3800+
-512MB ECC メモリ * 2

その他を付けて $911(送料込み)

10万しませんね。少し前に作ったPentinumDのPCはNon ECCで軽く10万超えましたが…

2年ずつ首相輪番制とは…

ドイツの選挙では与野党の勢力が均衡した、と聞いてはいましたが「2年つづ首相を輪番で」とは苦肉の策です。しかし現実的な方法ですね。ただ、これでは総与党体制とも言えるのでこうならないよう日本は早く比例区を無くした良いですね。

Windows用リソースモニタ

Linuxの場合、Xfce4、Gnome、KDE、どれを使っていてもそれなりに使い勝手が良いCPU利用率などのリソースモニタが用意されているので困りません。Windowsの場合、動作がやけに遅くなる、という事が頻繁にある割にいつも起動しておくにはタスクマネージャは使いづらいです。

1年くらい前にも良いものが無いか探して見たのですが気に入る物が無かったので特にツールはインストールしていませんでした。先日探して見るとやっと気に入ったプログラムを見付けました。Akabei Monitorと言うモニタですが結構良いです。Skinを作ったりもできるようですがソフトに付属しているAkabei Slimを使い、透明度を上げると邪魔にならずに何時でも動作状況がわかります。

Slimスキン

Linuxではどのデスクトップ(よく使うのはKDE、Xfce4、Gnomeの順)でも、必ずリソースモニタを表示しているのでこのAkabei Monitorがあると気分が良いです。リソースモニタの為にリソースを使う、という矛盾もありますが気持ちの問題ですから(笑 

Windowsのリソースモニタをお探しの方にはお勧めです。
表示可能な情報は次の様な情報のらしいです。

すべての情報
Dock風の場合

詳しくは次のURLに記載されています。
http://park8.wakwak.com/~akabei/software.html

GW-DS54GL

PCIスロットに挿す無線LANカードです。製品紹介のページにはXP SP2に対応している、と書いてありますが、この無線LANカードに付属するツールはWindows XP SP2には対応していません。

私のシステム(915G)の場合、ツールのインストール直後からログインすると突然リブートするようになりました。ブルースクリーンにさえならずいきなりリブートしました。セーフモードで起動しツールを削除するとリブートしなくなり、Windowsの標準的な設定手順で無線LANも使えるようになりました。ツールくらいなら、と思うかもしれませんがこのカードのドライバをインストールするにはツールをインストールしなければならない仕組みになっています…

http://www.planex.co.jp/support/download/bwave/gw-ds54gl.shtml

のページ下にはツールはXP SP2に対応していない、と書いてありますが製品ページにはXP SP2対応と記述されています。これで良いのかな… 危うくカードの初期不良だと思って販売店に交換してもらいに行くところでした。

# 重要な情報はよく見える所に貼りましょう、というFirefox 1.0.7 リリースと
# 同様のネタと言う事で記載しました。

Firefox 1.0.7 リリース

mozillazine.jpのコメントによるとRCには不具合があるようです。個人的には1.0.7は全く試していません… が、注意した方が良いかもしれません。
# ちなみに現時点では日本語版はリリースされていませんでした。

http://www.mozillazine.org/talkback.html?article=7389

英語版のmozillazineによるとリリース版のエクステンションにも問題がある旨のコメントもあります。コメントからは問題というより仕様の変更と言えそうですが…

When you upgrade to a new version of Firefox all of your Extensions and Themes will be disabled until Firefox determines that either a) they are compatible with the new release or b) there are newer versions available that are compatible. This is because Firefox changes from release to release and as such the ways in which some extensions integrate changes, meaning there can be problems when running an older extension with a newer version of Firefox.

要するにアップグレードするとエクステンションとテーマが使えなくなります。当たり前と言われればそれまでですが、リリースノートはよく読んだ方が良いようです。

1.0.7では以下の脆弱性が修正されているそうです。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0509/21/news029.html

Linux版Firefoxをどうするかが問題…

b2evolutionをアップグレード

このブログで使っているブログソフトのb2evolutionが9/16にアップデートされていました。基本的に早くなった、SPAM対策を向上したリリースのようです。

さっきアップグレードしました。日本語処理の為に多少いじっている部分もあったのですが投稿はできるのでとりあえずはこの状態で使う事にします。淡い期待を持っているのですがメールもちゃんと送れるようになってくれていたらうれしいのですが、と思いつつ検索エンジン経由の参照ページを見ると見事に文字化けしています。

と言う事で以前は自分で適当に直したのですが、その後に非常に詳しく日本語環境で使えるよう修正方法を説明されていたブログを見付けました。そのブログにお邪魔してみました。

すばらしい!ありました。
http://cha.s57.xrea.com/blogs/index.php/2005/09/17/p74

まだよく読んでないのですが後日、調整することにします。
♯ パッチファイルがあれば更にうれしいのですが。

ふるーいPCにDebian3.1をインストールしてみる

すごーく古い、と言っても6年くらい前のPCですが、Debian3.1をインストールしてみることしました。何故ってMomongaやFedoraは既にインストールできないからです。試しにWindowsXP SP2のインストーラも実行してみましたがこれもダメ。Windows XP SP1aの方はインストールは出来ても固まります。Momongaのカーネルをいじってカスタムカーネルを作れば使えるようになるとは思うのですが面倒なのでパス。

捨てる前に最後の砦としてDebianをインストールしてみることにしました。今のところ、とりあえずはうまく行っているようです。

ところで何故使えないか、というとこのPCのチップセットがSiSVIAだからです。変わった物は嫌いではないのですがこのような場合に困りますね。