ZFSのスナップショットマネージャー Sanoidを使う
ZFSにはスナップショット管理機能があります。スナップショットは便利です。自前スクリプトでも管理できますが管理ツールがある方が便利です。
Sanoidの機能
- スナップショットの作成と削除(sanoidコマンド)
- ZFS send/recieveを利用したローカル/リモートバックアップ(syncoidコマンド)
実際にはもう一つ、findoidというコマンドもあります。使っていないのでここでは省略します。
参考:
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Sanoidの機能
実際にはもう一つ、findoidというコマンドもあります。使っていないのでここでは省略します。
参考:
もっと読むPostgreSQLを使うならZFSで決まりです。数値で明らかです。ZFS以外を使うのは論外なくらいの性能差があります。
Fedora(Linux)でボリューム管理、スナップショット、圧縮、RAID5以上の性能と可能性を持つファイルシステムで”安定しているファイルシステム”となるとZFSしかありません。
機能的にはBtrfsも同等の機能を持っています。しかし、少なくともこのブログを書いている時点では、RAID56はカーネルがクラッシュした場合などにファイルシステムが壊れてしまう問題があります。2017年8月に修正パッチが提案されていますが、12月現在でも運用環境では使用しないように、と注意書きがあります。
ZFS, Btrfsは両方ともデータの整合性のチェックが可能です。一般にログファイルシステムと呼ばれているファイルシステム(NTFS, XFS2, Ext4など)はディレクトリ情報などのメタデータの整合性をログで維持しています。ZFS、Btrfsはメタデータの整合性に加え、データ自体の整合性もハッシュでチェックしています。冗長性を持たせていない場合でも、HDDのセクタ不良でどのファイルが壊れたのか確実に判ります。
HDDは普通一気に使えない状態になりません。RAID1で冗長性を持たせていても、どちらかのHDDのセクタ不良の場合はどちらのデータが正しいのか?判断できません。ZFSやBtrfsなら、どちらのデータが正しいのか判断できます。
データ整合性の保証はZFS、Btrfsの大きなメリットです。
※ Fedora用に記載していますが、UbuntuやCentOSなど、他のLinuxでZFSを使う場合も基本は同じです。