容易に導入できるセキュア開発メソドロジー – SAMM
OpenSAMMのSAMMとはSoftware Assurance Maturity Model(ソフトウェア保証成熟度モデル)の略で名前の通り、成熟度モデルの一種です。成熟度モデルで有名な米カーネギーメロン大学のCMMI(Capability Maturity Model Integration – 能力成熟度モデル統合)同類の成熟度モデルに基づくセキュアなソフトウェア開発の方法論です。OpenSAMMはCMMIに比べるとかなり簡易化されており、小さな組織でも導入しやすいモデルになっています。
SAMMはプライバシーマーク認証やISMS認証を取得している組織でも有効です。これらの認証制度と重複している部分もありますが、ソフトウェア品質保証に特化したSAMMはより効果的かつ広範囲にセキュア開発をサポートできます。SAMMより広範囲な領域をサポートするCMMIを導入している組織には必要ありません。
私の会社では比較的導入しやすいセキュア開発メソドロジーであるSAMMを推奨し、導入サポートも行っています。SAMMは新しい物ではなく7年ほど前に最初のバージョンがリリースされており、当時から推奨しています。