月: 2016年2月

セキュリティを考慮していないWebアプリを安全に使う方法

世の中には仕様としてセキュリティを考慮していないWebアプリも多くあります。特に開発環境では多いのではないでしょうか?こういったアプリも安全に使う為には少しだけ工夫が必要です。本来、セキュリティを考慮しておいた方が良いWebアプリであっても、セキュリティが考慮されていない場合でもこの方法は利用できます。

参考: ソフトウェア開発環境のセキュリティ対策

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セキュアなアプリケーションアーキテクチャ

セキュアなアプリケーションには共通したアーキテクチャがあります。基本的には防御的プログラミング(セキュアプログラミング)を行い、防御的プログラミングのテクニックの1つである契約プログラミングを実践したアーキテクチャがセキュアなアーキテクチャです。

アプリケーションのセキュリティ問題のほとんどはインジェクション問題です。インジェクション問題以外にもセキュリティ問題はありますが、ここではインジェクション問題のみを考慮します。

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セキュアプログラミング・コーディング”だけ”でセキュアなプログラムが作れない理由

記事を探すことができなかったのですが、少し前に元記事が英語で日本語訳された記事に「セキュアプログラミング・コーディングはハイプ(誇大な宣伝)である」とする記事がありました。これには全く賛同できません。

なぜセキュアプログラミング”だけ”でセキュアなプログラムが作らないのか?理由を考えてみたいと思います。

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PHPのmt_rand関数が壊れている問題

PHPのmt_rand関数のtwistマクロに一文字タイポがあり、修正されたのですが

http://git.php.net/?p=php-src.git;a=commitdiff;h=a0724d30817600540946b41e40f4cfc2a0c30f80

でリバートされてしまいました。

追記

PHP 7.1からMT randのコードが修正されています。ユーザーコード(PHPスクリプト)からはアルゴリズムは選べません。Cモジュールの場合、旧アルゴリズムと修正済アルゴリズムから選択できるようになっています。

この他にもPHPのmt_rand()実装の場合、本来MT randは2^19937の状態を取り得るのですが、PHPはたったの2^32の状態でしか初期化できません。つまり、MT randアルゴリズムに較べて2^19902くらいPHPのmt_rand()は初期値は弱いことになります。(=比較にならないほどPHPのmt_rand()は予測し易い)

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glibcのgetaddrinfo()問題 – CVE-2015-7547: glibc getaddrinfo stack-based buffer overflow

CVE-2015-7547: glibc getaddrinfo stack-based buffer overflow として2/16に公開されたセキュリティ問題に対するアクセスが多いようですが、古いglibcのページがヒットするようなので簡単にまとめておきます。コードレベルで詳しくは見ていません。詳しい事は他の方がまとめてくれると思います。この検索してこのブログに来てしまった方向けに簡単に紹介します。

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セキュアプログラミングの7つ習慣

セキュアなプログラミングには基本的な考え方があります。それ守ることによりセキュアなプログラムを作ることができます。基本的な考え方を無視または意識しないでセキュアなプログラミングを目指しても遠回りだったり、漏れが生まれたりします。基本的な考え方を無視・意識しないでセキュアなプログラミングを行おうとしても無理があります。

ここで紹介するのは私の考えであり、どこかで標準化されている物ではありません。しかし、基礎からまとめると概ね同じような物になると思います。

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