64bit OSの幻想

(更新日: 2005/04/28)

64bit版Windowsが投入されたそうです。

32bitから64bitになれば倍の速度でプログラムが実行できる、と素人の方は考えるかもしれません。しかし、実際にはデータバスやGPU(グラフィックスカードのCPU。ちょっと乱暴?)の様にbit幅が増えれば処理効率が上がる訳ではありません。VLIW等で複数の命令を同時実行するならともかく、既存のx86アーキテクチャで64bit化しても今のところ一般ユーザにはほとんどメリットがありません。メモリが16,32,64,128GBあるようなサーバでは64bit CPUを導入するメリットはありますが、このような大量のメモリを搭載しているPCはそう簡単に手に入るものではありません。

16bitから32bitへの移行では64KB(2^16)の非常に小さい単位しか扱えなかった状況が4GB(2^32)まで普通に扱えるようになりました。このメリットは非常に大きいのですが、2^32が2^64に増えても普通のアプリケーションでは2^32でも十分過ぎるくらいの大きさです。

64bit版Linuxのベンチマークでは32bit版の方が良い性能が良いケースも少なくありません。64bit版Windowsでも同様と思いますがどうでしょう?

# 64bit CPUにはnon-executable bitサポートがあるので、
# セキュリティ上は大きなメリットがあります。速度に期
# 待するのは無理、と言うことです。

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