Firefox chrome: URL Handling Directory Traversal

(更新日: 2008/01/25)

前回のエントリでFirefoxの利用をお勧めしているので未パッチのFirefoxの脆弱性を紹介しておきます。

Firefox chrome: URL Handling Directory Traversalにchromeがディレクトリ遷移攻撃に脆弱だとレポートされています。

この脆弱性を用いるとシステム内のファイルを盗まれる可能性があります。(追記に書きましたが、正確にはJavaScriptとして読み取れる必要があります。コードを見ると判りますが、JSON形式のデータファイル, prefs.js等が読みとられる可能性があります。)PoCとしてWindows上のThunderbirdのall.jsを取得するコードが公開されています。

<script>pref = function(x, y){document.write(x + ‘ -> ‘ + y + ‘<br>’);};</script>
<scriptsrc=’chrome://downbar/content/%2e%2e%2f%2e%2e%2f
%2e%2e%2f%2e%2e%2f%2e%2e%2f%2e%2e%2f%2e%2e%2f%2e%2e%2f%2e%
2e%2f%2e%2e%2f%2e%2e%2fProgram%20Files
%2fMozilla%20Thunderbird%2fgreprefs%2fall.js’>
</script>

悪意のあるメール、ページには注意が必要です。この種の例は多数あります。Firefoxの脆弱性だけでなくFlash, Adobe Reader, QuickTime, RealPlayerが代表例です。NoScriptは必須の拡張だと言えると思います。

ところで、このようなクライアント側の脆弱性はWeb開発者には関係ない、と考えた方はいないでしょうか?このFirefoxの脆弱性ではセッションIDを盗む事はできませんが、セッションIDを盗める脆弱性もあるのです。昨年末見つかったFlashのUnversal XSS脆弱性などは最悪の部類です。

セッションIDは神経質過ぎるくらいに管理した方が良いと考えています。セミナーなどで「セッション管理は必ずセッションクッキーを使うこと」と繰り返し説明しています。もし有効期限を設定したクッキーを利用している場合、簡単にセッションIDが盗めます。セキュアなWebアプリ作りには定石があります。「セッション管理は必ずセッションクッキーを使う」は基本の中の基本です。しかし、この基本に従っていないアプリケーションも多数あります。この様なアプリケーションの場合、ユーザのセッションIDを盗まれ成りすましによる攻撃を受ける可能性があります。

フレームワークを使っているから安全、などと言うことはありません。普通のフレームワークはセッション管理に利用するクッキーの有効期限は設定可能になっているからです。Webアプリ構築はサーバ側だけでなくクライアント側の問題も考えて作らなければ安全性を維持できません。

追記:
ITMediaに関連記事が載っていました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/24/news014.html

PoCの見ると関数をオーバーライドして情報を取得しているのでJavaScript形式で書かれた設定ファイルでないと読み取れない。JSONのデータをCSRFで盗むのと同じ要領です。データがJavaScriptとして読み出せるファイルだけしか読みこむ事ができません。FirefoxもThunderbirdもパスワードはDBだったかな? grepしてみた限りでは特に読まれて直ぐに危険、というjsファイルはありませんでした。

一般ユーザは拡張がjarなのかそうでないのか等、気にしていないし気づく事はまずありません。jarにして問題解決ならjarにしないと読めない仕様に変更すれば良いと思います。

ちょっとずつ編集していたら結構いい加減な事を書いていたので修正しました。

Comments

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です