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「個々の脆弱性対策だけやれば良い」とする議論に組みしない理由

このブログを継続的に読んでいる方なら私が「個々のセキュリティ脆弱性対策も重要だが、基本的考え方や概念はより重要である」と考えていることがわかると思います。「個々の脆弱性対策だけやれば良い」とする議論がありますが、これには色々な欠陥があります。このため、「個々の脆弱性対策だけやる」では効果的なセキュリティマネジメントができません。つまり、より危険なセキュリティ…

入力バリデーションがセキュリティ対策かどうかは、”どうでもいい”!?

徳丸さんとの議論は終わっている いるので議論することはありません。しかし、 ここが変だよ、グローバルスタンダードの脆弱性対策~入力値の考え方~ というおかしなスライドが目に入ったのでコメントしておきます。今現在で2万近くのビュー回数もあると放っておけません。 ”セキュリティ専門家”という肩書を持つ方が非論理的/非科学的な独自のセキュリティ理論を展開されるよう…

ほぼ全てのインジェクション攻撃を無効化/防止する入力バリデーション 〜 ただし出力対策も必須です 〜

入力バリデーションはセキュリティ対策として最も重要なセキュリティ対策です。なぜセキュリティ対策であるのか?を理解していない方も見かけますが「ほぼ全てのインジェクション攻撃を無効化/防止する入力バリデーション」の効果と拡張方法を見れば解るのではないでしょうか? ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイドで紹介しているセキュリティガイドラ…

Fedoraのrescueイメージとカーネルを更新する方法

Fedoraもfedupを使って簡単に更新できるようになって便利になりました。しかし、システムにインストールされているrescueイメージとカーネルが古くなっても更新されません。さすがにFedora22でFedora18の頃のrescueイメージとかカーネルでは怖いので更新方法を調べてみました。

攻撃者がどうやって脆弱性を見つけ攻撃するのか、仕組みを知れば対策も解る

「攻撃者がどうやって脆弱性を見つけ攻撃するのか」これは比較的よくセキュリティ対策で解説されていることだと思います。本質を理解し、対策を考えます。

今時のShellcodeとセキュア/防御的プログラミング

コンピュータセキュリティのことを考えるとShellcode(シェルコード)のことを忘れる訳にはいきません。Shellcodeとはバッファーオーバーフローを利用してコンピューターに任意コードを実行させるコードの総称です。そもそもは/bin/shなどのシェルを奪うコードが主だったので、この種のコードはShellcodeと呼ばれています。現在はシェルを奪う物だけで…

IoTでリクエストフォージェリが問題となる

今後WebシステムをインターフェースとするIoTデバイスが続々と出てくると思われます。その中で特に危惧しているセキュリティ問題があります。その1つがリクエストフォージェリです。

リクエストフォージェリ – SSRFとCSRF

リクエストフォージェリ(Request Forgery - リクエスト偽造)はかなり古くから知られている脆弱性です。恐らく1980年代から良く知られていたはずです。昔から知られているSSRFとCSRFの類似性を考えてみます。類似性を考えると、少し解りづらいCSRFも簡単に理解できるかも知れません。

ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイド

単純にこういった定義や標準があります、と紹介してもなかなか原文を参照することは難しいようです。このブログでも色々紹介できてきたので、ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイドなどをまとめて紹介します。

PHPに無いセキュリティ機能 – PHPカンファレンス関西2015

PHPカンファレンス関西に参加してきました。私のセッションの資料をPDFまたはSlideshareで見れるようにしました。