Security
バリデーションには3種類のバリデーションがある 〜 セキュアなアプリケーションの構造 〜
バリデーション、と一言で言っても一種類/一箇所だけではありません。バリデーションには3種類のバリデーションがあります。 バリデーションは重要であるにも関わらず誤解が多い機能の筆頭だと思います。日本に限らず世界中でよくある議論に バリデーションはモデルで集中的に行うべきだ! なのでコントローラー(入力)でバリデーションなんて必要ない! モデル集中型バリデーショ…
数値のバリデーションは無意味なのか?
数値の入力にはバリデーションは要らない、と考えているケースが少なからずあるようです。本当に数値に対するバリデーションは無意味なのでしょうか? (さらに…)
暗号学的ハッシュを安全に使うには?
2017年2月にGoogleがSHA1ハッシュの衝突に成功した、とアナウンスしました。1 暗号学的に安全なハッシュ関数な場合、SHA2-256を使っていると思います。SHA3が利用可能になのでSHA3を利用している場合も多いと思います。SHA2もSHA3も暗号学的ハッシュ関数です。ざっくりとこれらのハッシュ関数を安全に使う方法を紹介します。 (さらに&hel…
HKDF, HMACなどのハッシュ関数を使う場合に知っておくべきFS/PFS
PHPにHKDF関数、hash_hkdf()が追加されましたが、そのシグニチャは褒められるモノではありません。 https://blog.ohgaki.net/php-hash_hkdf-insane-function-signature hash_hkdf()が脆弱なAPI仕様になってしまった主な原因は、開発者がハッシュ関数を利用して鍵を導出する場合に知っ…
第一のソフトウェアセキュリティ原則さえ普及しない最大の理由とは?
追記:書き直しました。新しい方をご覧ください。 セキュアコーディングの原則1は「入力バリデーション」です。セキュアコーディングの原則1はソフトウェアセキュリティの一丁目一番地と言えるセキュリティ対策です。 入力バリデーションを第一のセキュリティ対策としているガイドライン: CERT Top 10 Secure Coding Practices OWASP S…
ホワイトリスト派とブラックリスト派 〜 セキュアコーディングが行われない理由
セキュアコーディングの原則1は「信頼できない入力を全てバリデーションする」です。この原則は国際情報セキュリティ標準でも当たり前の要求事項となっています。しかし、残念ながら「信頼できない入力を全てバリデーションする」が正しく実装されているアプリケーションはほとんどありません。 独自の定義や自分勝手なセキュアコーディング解釈をしているケースが散見されます。ここで…