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Development

OWASP TOP 10のセキュリティ対策

できれば全体をよく読む方が良いのですが、まとめとして対策を一覧できるようブログにしました。引用は2017年版 OWASP TOP 10からです。 (さらに…)

ゼロトラストとフェイルファースト

今のプログラムに足りないモノでセキュリティ向上に最も役立つ考え方のトップ2つ挙げなさない、と言われたらどの概念/原則を挙げるでしょうか? 私なら ゼロトラストフェイルファースト を挙げます。 極論すると、この2つ知って実践するだけでセキュアなソフトウェアを作れるようになるからです。この2つだけでは十分ではないですが、これを知って、実践しているだけでも開発者は…

PHPのPharを使ったコード実行

phar(PHPプログラムを1つのアーカイブファイルにまとめて利用するファイル形式)のメタデータにserializeが使われている点は議論になったことがあるように思います。そもそも危険なpharファイルだったら意味なし、という結論だったはずです。結構前の事なので詳しくは記憶していません。 pharモジュールはデフォルトで有効化されており、影響範囲は大きく危険…

OWASP Secure Coding Practices – Quick Reference Guideの訳語

OWASP Secure Coding Practices  - Quick Reference Guideの訳語が不適切ではないのか?とメールを頂きました。 ブログにして見ていただく方が良いと思ったので公開します。 (さらに…)

Drupalのwebformモジュールの更新

Drupal 8のwebfromのバージョンアップをサボっていると、バージョンアップするとパラメータのデータ型が異なる、と致命的なエラーになり動作しなくなります。 最初、エラーメッセージで検索すれば対応策が直ぐに見つかる、と思って検索しました。しかし、的確な対応方法を記載したページが検索されません。対応策は簡単です。FAQ的な情報ですが、誰かの役に立つと思う…

gitlab-ci.ymlチェックスクリプト

gitlabのCI/CDは他の今時のCI/CDシステムと同じくYAMLファイルで記述します。リポジトリにCI/CD定義を書けるのは便利なのですが、コミット前に定義が正しいかチェックししたい場合がほとんとです。 少なくともgitlab-ci.ymlをコミット前に文法をチェック/テストしたい! この場合に使えるスクリプトをたまたま見つけて、便利だったので紹介しま…

アプリとライブラリの「役割と責任」の違い – セキュリティの基礎

アプリケーションとライブラリでは作り方/設計が大きく異なります。この違いを理解していないとセキュアなアプリケーションの構築が困難、というより不可能になります。 (さらに…)

攻撃可能面(アタックサーフェス)の管理 – セキュリティの基本

Attack Surface (攻撃可能面=攻撃可能な箇所)の管理はセキュリティ対策の基本中の基本です。あまりに基本すぎてあまり語られていないように思います。 攻撃可能面を管理するには先ず攻撃可能な箇所がどこにあるのか分析(=リスク分析)します。その上でできる限り攻撃可能な箇所を削減(=リスク削減)します。攻撃可能面の分析と管理とはリスク分析と管理です。セキ…

開発者の自由を許容するセキュリティ、自由を束縛するセキュリティ

アプリケーション開発におけるセキュリティ対策は大きく別けて、自由を制限するセキュリティ対策と自由を許容するセキュリティ対策の2種類に分けられると思います。 「セキュリティ対策の為に自由を制限する対策”だけ”でなければならない」とする意見を時々見かけます。しかし、これでは必要な仕様を満すソフトウェアが作れなかったり、不必要なコストが要るソフトウェアになったりし…

セキュリティに拘ってもセキュアにならない – 開発環境セキュリティ

いくらセキュリティに拘っても安全にならない場合があります。その代表例はソフトウェアの開発環境です。そもそもセキュアにすることが無理な場合、別の対策を取る必要があります。 細かいセキュリティ対策を実施するより、本質を捉えて全体対策を行う方がより安全になる場合があります。開発環境はその代表例です。 (さらに…)