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IHクッキングヒータ電磁波の安全性
全く専門外ですが電磁波は目に見えないうえ安全性に疑問を思っているので興味を思っています。
WHOは、具体的な規制値は示さなかったものの、日本や米国などでの疫学調査から「常時平均0.3―0.4マイクロテスラ(テスラは磁界や磁石の強さを表す単位)以上の電磁波にさらされていると小児白血病の発症率が2倍になる」との研究結果を支持。「電磁波と健康被害の直接の因果関係は認められないが、関連は否定できず、予防的な対策が必要だ」と結論づけた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070617STXKA015217062007.html
思っていたより小さな値で「電磁波と健康被害の直接の因果関係は認められないが、関連は否定できず、予防的な対策が必要だ」としている報道はずっと気になっていました。この報道だけでは送電線で発生する50/60Hzの超低周波電磁波の影響なのか分かりませんが恐らく超低周波電磁波を対象にしていると思います。とにかくポイントは「予防」として「常時電磁波にばく露しない」ように注意した方が良いとしている所です。海外ではすでに幼稚園・保育園・小学校など高圧送電線の近くに設置しないようにしている国もあります。
# 日本は裁判になり保育園・小学校などを高圧線の付近に設置差し
# 止め請求行われていますがが認められたケース無いようです。
IHクッキングヒータの購入も検討しているので久し振りに調べてみる事にしました。結論から書くとちょっと調べたくらいではIHクッキングヒータが発生する電磁波の安全性・危険性について納得できる情報は見つかりませんでした。すでに購入済みで気になる場合は電磁波防止エプロンなどを着れば良いと思います。
# ただし、市販の電磁波防止グッズは信頼性に欠ける物も多いよう
# なので注意が必要。
電子レンジは2GHz以上(通常は2.45GHz)の超高周波で水や脂肪などがエネルギーを吸収して加熱します。IHクッキングヒータは鍋やフライパンに電流を流しその電気抵抗で加熱します。電流を発生させる周波数は20kHz、オールメタルでは60kHzから90kHzくらいまで利用しています。
検索するとIHクッキングヒータは「電子レンジの扉が開いているようなもの」と素人の私でもすぐに分かるような全く勘違いしているページが検索結果の上位に出てきたりします。いきなり調べる気力がなくなりそうになりましたが、気を取り直してもう少し有用なサイトが無いか調べると石川県消費生活支援センターのホームページに平成14年に行ったテスト結果が載っていました。
○ 携帯電話(15機種を測定)
携帯電話の近接(0㎝)の電磁界は0.1mG~1,400mGでした。
○ 電子レンジ(18機種を測定)
電子レンジ本体近接(0㎝)の電磁界は46.3~1,426mGの範囲にあり、200mGを超えたものは9機種でした。
○ パソコン(15機種を測定)
パソコン本体近接(0㎝)の電磁界は0.1~35mGにあり、30mGを超えたのは2機種でした。
○ テレビ(18機種を測定)
テレビ近接(0㎝)の電磁界は、2.3~111mGでした。
○ 電磁調理器(3機種を測定)
電磁調理器のIH盤1台を使用したときの盤上0㎝(鍋ぶた)の電磁界は144~328mGでした。IH盤2台を同時に使用したときは、1台を使用したときの1.6~2倍でした。鍋径の小さい不適小鍋を使用したときは、盤上0㎝で1,407mG、950mGでした。
○ ホットカーペット(4機種を測定)
ホットカーペット近接(0㎝)で217~233mGでした。
○ 電気毛布(1機種を測定)
電気毛布近接(0㎝)で251mGでした。
○ 電気あんか(1機種を測定)
電気あんか近接(0㎝)で65mGでした。
http://www.pref.ishikawa.jp/shohicenter/p5H14.htm#5-2-14-3
曖昧さ無くす為だと思いますが全て0cmでテストしています。単位がマイクロテスラでなくミリガウスですが変換は簡単で1ミリガウス=0.1マイクロテスラです。JEMAによるとIHクッキングヒータの場合30cm離して規定の大きさの鍋で計測するとなっています。
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/kaden/ih/ih-08.htm
どのような計測器を使用したかも記載されていました。
電磁界テスター(3軸式低周波ガウスメーター、米国F.W.BELL社製)
とあったのでググると計測に利用したと思われる機種に最も近い機種は「7030型 ハイエンド3軸ガウスメータ」でした。
http://www.toyo.co.jp/bell/7010.html
簡易型のガウスメータの購入も考えていたのでこれの仕様を見て本格的過ぎて驚きました。とても個人で買えるような代物ではない事は一目瞭然です。しかもウォームアップ時間もかなりのモノです。
ウォームアップ時間
: 60 分
これだけの計測器なので、最近話題になっている超低周波の電磁波だけでなく計測可能な全周波数帯(URLの機種は50kHzまで)の合計値が掲載されているのだと思います。ここに掲載されている電磁調理器の電磁波の強さは
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/kaden/ih/ih-08.htm
に掲載されている「ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が発表している限度値」「60Hzで1000mG」「50Hzで833mG」の値に適合していると思われます。
電磁波の健康への影響は周波数、強さとばく露時間も問題ですが総務省の研究結果
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/pdf/070427_12_bt.pdf
ではほとんどの調査結果は特にリスクの変化はなかったとしています。
普通のIHの場合は20kHzくらいを利用し、オールメタルの場合は60kHz~90kHzくらいまでを使うようです。このあたりの周波数の安全性研究はどうなっているのか気になる所です。
安全性以外には当然ですがIHだと中華料理は作りづらいと思います。以下のURL(ガス屋さんのURLなのである程度差し引いて受け止める必要あり)にも煮物は作りづらいと書いてあります。
http://takayama-gass.com/gd_tyouri.html
IHの場合、掃除は簡単ですが料理がやりづらいのは仕方ないですね。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の防護指針
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhps/j/information/nonioniz/icnirp.html
に適合していれば、とりあえずはリスクは低いと考えても良いとは思います。
# 満員電車の中は携帯電話のおかげでこの基準値以上で危険かも、とか
# 地中に埋められている高圧線には基準(1万ボルト=1m)が適用されず
# 基準値オーバで危険かも、書かれたページもありました。携帯電話
# などの高周波はかなり研究されているので多少オーバしたくらいでは
# いきなり影響がでるような事はないと思います。
ところで発電所や電気工事など、長時間強い電磁波にばく露している方と一般の方の健康状態を比較すれば超低周波電磁波の影響が分かりやすそうに思えます。国際的な基準とされるICNIRPの防護指針でも仕事の場合は何倍もの電磁波ばく露も基準内となっています。素人考えなのかな?
個人的な問題としてIHを買うか?ですが購入の方向で検討します。
参考:
今夜は鍋にしましょうか? - 火を使わないIH調理器の仕組み-
http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/200501/index.htm
誘導加熱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%98%E5%B0%8E%E5%8A%A0%E7%86%B1
Microwave Oven
http://en.wikipedia.org/wiki/Microwave_oven
6 comments
IHに関しては、以前から興味を持っていましたし、いろいろ調べました。何機種も使ったことがあります。
電磁波に関しては、専門外なので置いておいて。
まず火力。
ガス屋さんのサイトだと、大抵ガスはアルミ鍋、IHは素連レスとかで比較していますね。当たり前ですがちょっと不公平です...
僕の経験だと、同じ鍋ならIHの方がずっと火力が強いです。(業務用ガスを除く)
また、煮込みに関しても、超トロ火が使えるIHが有利だと思います。紹介のサイトでは、鍋底のみから熱が伝わる云々が書かれていますが、ステンレス多層鍋を使用すればそういったデメリットは感じられません。
唯一はやはり中華。
こればっかりは、上手な人ならガスの方がいいでしょうね。IHでは丸底が無理ですので。
ただ、家庭用のガスは火力が弱いし、最近の一部のIHであれば鍋を浮かせても瞬時に加熱されるので、それほど差はないと思っています。
あとIHは掃除が簡単ですね。ガスでも最近はガラス天盤になっていますが、上昇気流が発生するのでどうしても油が飛び散ります。
というわけで、僕はIH派です。
でも、都市ガスの提供エリアならちょっと考えるかなぁ
疫学研究はされています。
1994年。22,3000人の電気事業労働者を対象にした研究。「ガンの発病率が増大するという総括的な結果はない」
1995年。ナンシー・ヴェアサイマーの疫学調査を追試。ノースカロライナ大学、デーヴィッド・サヴィツ。アメリカの電気事業労働者の調査結果。脳腫瘍だけに、小さな相関。ただし、統計的問題である可能性が大。
前、二つの調査では、一般人100対電気事業労働者86で、電気事業労働者の方がガンになりにくい。おそらく、外乱要因(肉体労働をしている人は、他の全ての人と比べた場合にはガンになりにくいとか)。
ご参考にどうぞ。
ちなみに、私は普通の生活で暴露する電磁波が健康に悪影響を与える説には、「まともな根拠がない」と考えています。
> 上昇気流が発生するのでどうしても油が飛び散ります。
先日、新築一戸建ての完成内覧会に行ったとき換気扇が横(上でなく本当に壁にそって横)についてるものを見ました。担当の方曰く「メーカの方はIHだと上昇気流が発生しないのでこっち(横)の方が良く吸える」との事らしいです。確かに換気扇からコンロへの距離はかなり近いです。IHにしようと思いますが、さすがに調理している物が熱くなるので多少は上昇気流が発生し、横では辛いのではないか?と思います。使っている方に聞いてみたいですが、一応換気扇は上にします。
> 私は普通の生活で暴露する電磁波が健康に悪影響を与える説には、「まともな根拠がない」と考えています。
私も基本的には同じ考えです。電気事業労働者の方がガンが少なかったのは非常に興味深いです。適度な運動はガンにも効く可能性が高いのですね。電磁波より万年運動不足の心配をした方がよほど現実的ですね。
本来消防法では違反なのですが、戸建て家庭では黙認されているようです。
通常の換気扇であれば、渦巻き式の物が換気がいいです。
あと、当然食べ物は熱くなりますが、部屋はあまり熱くはならないです。ガスだと、夏場のキッチンは地獄ですが...
ちなみに、僕は新築注文住宅を建てまして、実は明日が引き渡しだったりします...
当然、IHです。(東芝製)
火力は普通の家庭のガスコンロと比較しても、別に気になるようなことは無かったです(機種にもよるんでしょうけど)。
個人的にはフライパンでの焼き物の時に、中心部と周辺部の温度が違って、焼きが偏るという大変さがありました(ギョーザとか)。IHでは時間差焼きとか移動させてとかの方法を使って対処する必要がありました。ガスでも違いは出ますが、そこまでする必要はありませんでした。
> 本来消防法では違反なのですが、戸建て家庭では黙認されているようです。
違反なのですね。参考になりました。
> ちなみに、僕は新築注文住宅を建てまして、実は明日が引き渡しだったりします..
おめでとうございます。新築注文住宅と言う事でいろいろ苦労される事もあったと思いますが一段落ですね。
> 個人的にはフライパンでの焼き物の時に、中心部と周辺部の温度が
> 違って、焼きが偏るという大変さがありました(ギョーザとか)。
> IHでは時間差焼きとか移動させてとかの方法を使って対処する必要
> がありました。ガスでも違いは出ますが、そこまでする必要はあり
> ませんでした。
これは知りませんでした。子供が小さいので卵焼きが大好きなのですが
作りづらそうですね。
でもIHにすると思います。