PROVE for PHPへ紹介動画を掲載しました。PROVEの動作・操作を3分ほどで見て頂けます。より高解像度で見れるようYouTubeにHD版もアップロードしています。
PROVE for PHPはPHPの内部動作を記録・比較し、新しいバージョンで意図通りに動作しているか確認できるテスト・ツールです。PHPプロジェクトがソースコード管理システムをGitへ移行してから、予定通り毎月新しいリリースが公開されてます。PHPを最新の状態に保つ事はセキュリティ維持の為に書かせませんが、運用中のシステムのバージョンアップは容易ではありません。PROVEはそういったバージョンアップを簡単にします。
使い方は色々あります。
- PHPのバージョンアップ前後の動作確認
- 再帰テスト為のリクエスト送信をWebアプリに送信
- 実行内容を参照し問題の発生箇所を特定
PROVEはPHPの動作環境を記録した時と同じ状態にして、スクリプトを実行できます。この為、テストケースの作成はブラウザでアクセスするだけ、テストは記録したログを再生するだけで完了します。PHPのバグフィックスやセキュリティフィックスで動作が変わった場合、どこで動作が変わったのか簡単に分かります。リリースノートなどのみでは分からない動作変更も見つける事ができます。時間関数やファイル関数、データベース、ネットワークなど状態や外部リソースに依存する関数は実行をオーバーライドし、記録した時点の結果を返すことが出来ます。つまりmicrotime関数やsrand関数などに影響されずに、(PHPの動作が変わっていなければ)記録時点と同じ実行結果を得る事ができます。
PROVEのホームページで解説していない利用方法として、スマートフォンや携帯サイト開発での利用方法を紹介します。PROVEには「再帰テスト為のリクエスト送信をWebアプリに送信」する事ができます。スマートフォン、携帯サイトなどの場合、機種などの応じて異なるレスポンスを行う事が良くあります。PROVEの場合、PHPアプリにリクエストされた「リクエスト情報」がそのまま記録されます。これを再生することにより、繰り返しスマートフォンや携帯を使わずにこれらのデバイスを利用したテストを再現できます。
PROVEには前回記録した状態を再現・外部リソースに依存せずに動作する機能がありますが、この機能を利用しない状態でも利用できます。この場合、データベースやファイルなどの外部リソースをテストケース作成時と同じ状態にして実行し、PROVEによる再現機能を使わずにより広い範囲のPHP機能のテストを行う事も可能です。
プロキシやブラウザでWebアプリケーションの動作を記録するテストシステムと比べると、PHP内部の動作を全て記録するPROVEのテストは比較にならない程強力です。
PROVEの基本機能
- ブラウザからのリクエストの記録
- リクエストを処理した際のPHP動作の記録
- 全てのリクエスト情報(POST、GET、COOKIEなど)
- 出力(出力関数単位で習得可能)
- 関数呼び出し
- 関数戻り値
- セッション情報
- 記録したリクエストの再生
- 記録した時点の状態を再現
- 指定した関数のみ状態を再現
- 記録時点の状態を再現せずに実行
- 実行差分の参照
- 記録したログの参照
新しいPROVE2のベータ版が公開中です。ご興味がある方は是非一度お試しください。
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