Security
SSBlocker – 攻撃元のIPアドレスをブロック
SSHなどよく知られたサービスポートで何も対策せずにいると数えきらないくらいの攻撃リクエストが来ます。不必要なログを増やしてリソースを無駄にし、もし不用意なユーザーやシステムがあると攻撃に成功する場合もあります。 SshguardはC作られており、flex/bisonのパーサールールを足せば拡張できますがカスタム版をメンテナンスするのも面倒です。必要なルール…
shellスクリプト文字列のエスケープ
大抵のシェルスクリプトはセキュリティ対策を考慮する必要がないので与えられたパラメーターはそのまま利用されています。シェルスクリプトを利用して権限の無いユーザーが勝手なコマンドを実行できないようにするにはエスケープが必要になります。 setuid/setgidをしたシェルスクリプト信頼できない入力を処理するシェルスクリプト このようなスクリプトで sshなどで…
常識?非常識?プログラムは1文字でも間違えると正しく動作しない
プログラムのコードを書く場合1文字でも間違えると致命的な問題になる事がよくあります。=< であるべき所を < で条件分岐すると困った事になります。何を当たり前の事を言っているのだ?と思うでしょう。プログラマには常識です。プログラマーは1文字も間違いがないコードを書くために懸命にコードを書いています。 しかし、プログラムでデータを処理する場合1文字…
ユーザーや開発者はIPA・専門家の責任にしてWebアプリなどに”本物”のセキュアコーディングを適用する方がよい
非エンジニアのユーザーに現在のほぼ全てのWebサーバーは送信されてくるデータが妥当かどうか確認していない、と説明すると驚きます、「そんな仕組みでマトモに動くソフトウェアが作れるのか?」と。当然の疑問でしょう。 実際、コンピュータサイエンス・システムエンジニアリングの世界では一貫して入力データの妥当性検証を重要なセキュリティ対策として実装するように求めています…
Pharファイルを利用したコード実行 – POP攻撃
Pharファイルは複数のPHPスクリプトをアーカイブ&パッケージ化して一つのファイルでアプリケーションとして実行する仕組みです。 PharファイルはPHPプログラムその物なのでこれを実行してしまうとPHPで実行できることは何でもできてしまいます。そもそもPharファイルはプログラムなので信頼できないPharファイルを実行したらやりたい放題なのに、なぜPhar…
セキュリティ機能の利用はソフトウェアセキュリティではない
7PK(7つの悪質な領域 - CWE-700として定義されている業界標準のソフトウェアセキュリティ分類)では「セキュリティ機能はソフトウェアセキュリティではない」としています。明白なのは「他のソフトウェアやデバイスのセキュリティ機能によるセキュリティ」です。7PKでは例としてHTTPSを挙げています。 HTTPSは必要なセキュリティ機能ですが、HTTPSの利…