Security
In Session Phishing
In Session Phishingという興味深いアドバイザリが公開されています。 具体的な記載はありませんが、現在広く利用されているInternet Explorer, Firefox, Safari, ChromeでJavaScriptを利用するとユーザが特定のサイトにログインしていたか判別できるようです。 Recently Trusteer CTO …
PHP4.4.9のセキュリティ状態
PHP4のサポートは2008/8/8を持って終了しました。サポート終了に合わせて、最後のPHP4リリースとなる4.4.9がリリースされています。サポートが終了していますが、稼動中のPHPの半分はまだPHP4であるとる統計情報もあり、まだまだ現役です。
エンティティ化された文字による任意コード実行
小泉さんが発見され昨年末に公開された脆弱性です。詳しくはアドバイザリをご覧いただくとして概要を解説します。 CVE http://web.nvd.nist.gov/view/vuln/detail?vulnId=CVE-2008-5557 アドバイザリ [Full-disclosure] CVE-2008-5557 - PHP mbstring buffer…
現行版のPHPに任意メモリ参照バグ – 攻撃コード付き
随分前から共有型Webホスティングサービスでは安全性を確保できないので、安全性を重視するサイト(ECなど)は最低限でも仮想ホスト型の共有サービスを利用すべきである、と言っています。 今回のエントリはPHPをApacheモジュールで共有型ホスティングサービスを利用しているユーザに影響します。SSLを利用している場合は秘密鍵を盗まれます。このバグはPHP 5.2…
パスワードハッシュはsaltと一緒にハッシュ化する
このタイトルにするとsaltとは、という議論をもう一回する事になるのかもしれませんが、最も近い用語はsaltだと思うので、saltを用語として使います。 随分前からパスワードハッシュはユーザが提供したパスワードと、システムが保持している秘密のランダム文字列と一緒にハッシュ化する方がより安全である、と言っていました。異論がある方もいらしたのですが、どうしてより…
ホワイトリストとブラックリスト – Firewallの場合
ホワイトリストとブラックリストの議論はFirewallの利用が一般的になる過程で十分に議論され、90年代に議論され尽くした、と思っていました。しかし、解説の余地はまだまだあるようです。Firewallによるセキュリティ対策を簡単に振り返り、セキュアコーディングの現状を考察したいと思います。 追記:このエントリはネットワークFirewallのポートフィルタリン…
ホワイトリストと出力
先週末、まっちゃ445というセキュリティ勉強会にお呼び頂きました。未修正のPHP4/5の脆弱性やパネルディスカッションのパネラーとして話をさせて頂きました。関係者の皆様、いろいろ参考になりました。ありがとうございました。 この勉強会の主題の一つがWeb Application Firewall(WAF)でした。パネルディスカッションのテーマもWAFでした。進…
乱数生成器の取扱い – PHPとPython
Stefan Esser氏のブログでmt_srandとそれほどランダムでない乱数(mt_srand and not so random numbers)というエントリが8/17に掲載されています。気になっていたのでPythonの実装も調べてみました。 (さらに…)
Webセキュリティ – 正しい認識が必要
大規模なWebサイト構築を行っている方ならF5にお世話になっている方も多いでしょう。F5のブログで私と全く同じ意見のブログ - Why it's so hard to secure JavaScriptを見つけたので紹介します。 (さらに…)