セキュリティ標準
容易に導入できるセキュア開発メソドロジー – SAMM
OpenSAMMのSAMMとはSoftware Assurance Maturity Model(ソフトウェア保証成熟度モデル)の略で名前の通り、成熟度モデルの一種です。成熟度モデルで有名な米カーネギーメロン大学のCMMI(Capability Maturity Model Integration - 能力成熟度モデル統合)同類の成熟度モデルに基づくセキュア…
ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイド
単純にこういった定義や標準があります、と紹介してもなかなか原文を参照することは難しいようです。このブログでも色々紹介できてきたので、ソフトウェア開発者が知っておくべきセキュリティの定義/標準/ガイドなどをまとめて紹介します。
CERT Top 10 Secure Coding Practices
CERTは米カーネギーメロン大学に設置されたコンピュータセキュリティ対策を行う老舗の組織です。CERTが設立される前もセキュリティが無視されていたのではありませんが、CERT設立後と前ではコンピュータセキュリティ、特にソフトウェアセキュリティに対する考え方が大きく変わりました。詳しくはセキュアプログラミング(防御的プログラミング)の歴史をざっと振り返るを参照…
OWASP Secure Coding Practices – Quick Reference Guide
OWASPのガイドラインはPCI DSSでも参照するように指定されているセキュリティガイドラインです。その中でも比較的簡潔かつ体系的にセキュアプログラミングを解説した資料がOWASP Secure Coding Practices - Quick Reference Guide (v2) です。 日本語訳がないようなので一部未訳ですが訳しました。CC-BY-…
実は標準の方が簡単で明解 – セキュリティ対策の評価方法
なぜセキュリティ対策の区別が異なるのか?長年疑問だったのですが、その理由の一つが判りました。
OWASPのプロアクティブコントロールTOP10
もう十年以上前に書いた本でプロアクティブなセキュリティ対策が重要と書いていたと思います。OWASPのプロアクティブコントロールTOP10を紹介します。
TOP 10のセキュリティ対策 – NSA アメリカ合衆国編
前のエントリでオーストラリア政府のTOP 35のセキュリティ対策を紹介しました。NSA(国家安全保障局)のセキュリティ策も紹介します。米国の情報機関と言えばCIAが有名ですが、NSAも情報機関として大きな組織です。米国政府の情報セキュリティを担保する機関がNSAです。映画などでもよく出てくる情報機関なのでご存知の方も多いと思います。
TOP 35のセキュリティ対策 – オーストラリア編
SANS TOP 25以外のセキュリティ対策ガイドラインとしてオーストラリア政府のセキュリティ対策ガイドラインを紹介します。
標準と基本概念から学ぶ正しいセキュリティの基礎知識
今回は一部の技術者が勘違いしているセキュリティ概念の話です。技術者とはWebアプリケーションのソフトウェア技術者を指していますが、他の分野の技術者にも同じ勘違いが多いかも知れません。常識であるべき知識が常識でないのが現状のようです。全ての技術者が知っておくべきセキュリティの基礎知識です。 ソフトウェア開発には膨大な知識が必要です。目的(ソフトウェアを作ること…
情報セキュリティの概念・用語
用語の定義、概念レベルで認識の違いがあると、コミュニケーションはなかなか成り立ちません。情報エンジニアは次々に現れる新技術や日々の業務に追われ、情報セキュリティの概念について学ぶ機会はなかったと思います。一般の教育機関は勿論、情報セキュリティ教育・対策を専門で行う組織であっても目の前にある個々の脆弱性対策教育に追われ概念の解説を行えない状況でしょう。 この結…
開発者は必修、CWE/SANS TOP 25の怪物的なセキュリティ対策
SANS TOP 25 の解説はもっと後で行うつもりでした。しかし、現在のアプリケーション開発者向け教育に対する疑念のエントリへの反響が大きいようなので書くことにしました。 やるべきセキュリティ対策には優先順位があります。効果が大きい対策から行うべきです。セキュリティ対策は全体的に行うべきものですが、最も効果的な対策を除いて対策を行うようでは全体的な対策など…