(Last Updated On: 2018年8月14日)
新しいバージョンがリリースされたようです。
PostgreSQLのINSERT/UPDATEを高速化するSigresの0.1.3をリリースします。
http://sourceforge.jp/projects/sigres/
SigresはUPSの存在を前提に、信頼性を若干犠牲にする代わりに、挿入処理に関して大幅な性能向上を実現します。
いまなおpgsql-hackersからコメントをもらう段階にありますので、使用には注意してください
コミットされたデータが絶対にないと困る、アプリもありますがそうでないもの多くあります。例えば、何かのログなどは電源トラブルで最後の方のコミット済みのログレコードがいくつか無くなるかも知れない程度で高速化できるのであれば十分なアプリも多くあると思います。Pgpoolなどでレプリケーションしているので一つ壊れてもOKな場合もあると思います。
SigresはデフォルトインストールのPostgreSQLに対しては数倍~数十倍の性能向上を示します。しかしWALファイルをtmpfsにおいた場合では、せいぜい10%から19%程度の性能向上しか示しません。
「数倍~数十倍の性能向上」だとMySQLより随分速いですね。得意・不得意があるので簡単に比較できないですが、2,3倍でも十分MySQL以上の性能になります。気になるのはMySQLのBerkeleyDBと比べて安全性がどれくらい犠牲になっているか?という点です。そのうち調べよう。
安定版になったら使ってみます。
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