PROVE for PHP Version 1.1.0を公開しました。特に重要な変更はログデータ構造の変更と各種オーバーライド機能の調整です。
今までext3/ext4ファイルシステムの場合、ディスク容量を使い切る前にパフォーマンスが低下してしまい大きなデータを保存できませんでした。データ構造を見直す事により大きなデータでも安定して動作するようになっています。
新しいPROVEは数百GBのディスクでも使い切る事ができます。しかし、カーネルが古い場合はファイルシステムの管理領域のデータは使用済みと表示されません。PROVEは非常に多くのファイルを作成するため、多くの管理領域が必要となります。記録するアプリケーションの種類にもよりますが、kernel 2.6でext3/ext4の場合は25%ほどを使用した場合はディスク全体を使い切っています。btrfs/reiser4の場合はもう少し効率が良く、50%弱を使用した頃にディスク全体を使い切ります。
同じシステムでkernelだけを3.1に切り替えて空き容量を確認するとシステム管理者用にリザーブされた領域を除いてディスクを使い切っている事を確認できまます。
カーネルが誤った情報を表示してしまうのでアプリケーションで何とかするのは難しいですが、書き込みに失敗した場合はディスクフルである、とのエラーメッセージを表示できるようにするよう検討中です。
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まだまだいろいろ足りない機能などがありますが、順次追加していきます。これが必要!との声を頂けるとそちらが優先される場合もございます。お気軽にフィードバックを頂けるようお願いします。
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