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  • なぜセキュリティ対策はリスクの増減として考えるのか?

    ITセキュリティ標準ではセキュリティ対策(リスク対応)はリスクの増減に着目して対策を行います。(最初のリスクアセスメントが正しく実行されていれば、リスクの増減を見るだけで管理/対策できる)概念的な部分は理解しづらいようなので、なぜセキュリティ対策をリスクの増減として考えるのか解説します。

    ここで紹介していることはリスク管理の基本的な概念です。リスク対策はITセキュリティ対策に対して上位互換、つまりより広い範囲のリスク/セキュリティ対策です。

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    2016年3月10日
  • たった2つの質問で判る、ITセキュリティ基礎知識の有無

    ITセキュリティは国際標準化(ISO27000)もされ、ISMS認証取得済みの組織も5000程もあり広く認知されている概念のハズですがそうでもありません。簡単にセキュリティ基礎知識を持っているか、いないか、判別でれば、エンジニアの採用や既存スタッフの知識レベルの確認などに役立つと思います。

    以下はITセキュリティの基礎知識を持っているか、いないか?簡単に判別できる質問です。一言で答えてください。

    1. ITセキュリティ対策の目的とは?
    2. ITセキュリティ対策の定義とは?

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    2016年3月9日
  • セキュアプログラミング第一位の対策、入力バリデーションはセキュリティ対策ではない?!

    セキュアコーディング/セキュアプログラミングにおける最も重要なセキュリティ対策は「入力バリデーション」です。国際標準ではセキュリティ対策か否かは「リスクの変化」によって決り、※多くのセキュリティ専門家が「入力バリデーションをNo1のセキュリティ対策である」と結論づけています。(※ 対策の目的が何か?などの主観に基く評価はセキュリティ対策か否か、を決める指標ではありません)

    どういう論理なのかは全く理解できないのですが、これに異論を唱える方も居るようです。実際のセキュアコーディング/セキュアプログラミングのガイドラインなどがどうなっているのか?紹介します。

    このブログを継続して読んでいる方にはただの繰り返しなので読み飛ばしてください。そもそもセキュアコーディング/セキュアプログラミングとは何か?は過去のブログをご覧ください。

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    2016年3月2日
  • セキュアなアプリケーションのアーキテクチャ – sandbox化

    セキュアなアプリケーションのアーキテクチャの基本は既に書きました。基本は既に書いた通りですが、多少異るアプローチもあります。今回はそれを解説します。タイトルに含まれているsandbox化がキーワードです。

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    2016年3月1日
  • セキュリティを考慮していないWebアプリを安全に使う方法

    世の中には仕様としてセキュリティを考慮していないWebアプリも多くあります。特に開発環境では多いのではないでしょうか?こういったアプリも安全に使う為には少しだけ工夫が必要です。本来、セキュリティを考慮しておいた方が良いWebアプリであっても、セキュリティが考慮されていない場合でもこの方法は利用できます。

    参考: ソフトウェア開発環境のセキュリティ対策

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    2016年2月29日
  • セキュアなアプリケーションアーキテクチャ

    セキュアなアプリケーションには共通したアーキテクチャがあります。基本的には防御的プログラミング(セキュアプログラミング)を行い、防御的プログラミングのテクニックの1つである契約プログラミングを実践したアーキテクチャがセキュアなアーキテクチャです。

    アプリケーションのセキュリティ問題のほとんどはインジェクション問題です。インジェクション問題以外にもセキュリティ問題はありますが、ここではインジェクション問題のみを考慮します。

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    2016年2月28日
  • セキュアプログラミング・コーディング”だけ”でセキュアなプログラムが作れない理由

    記事を探すことができなかったのですが、少し前に元記事が英語で日本語訳された記事に「セキュアプログラミング・コーディングはハイプ(誇大な宣伝)である」とする記事がありました。これには全く賛同できません。

    なぜセキュアプログラミング”だけ”でセキュアなプログラムが作らないのか?理由を考えてみたいと思います。

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    2016年2月26日
  • PHPのmt_rand関数が壊れている問題

    PHPのmt_rand関数のtwistマクロに一文字タイポがあり、修正されたのですが

    http://git.php.net/?p=php-src.git;a=commitdiff;h=a0724d30817600540946b41e40f4cfc2a0c30f80

    でリバートされてしまいました。

    追記

    PHP 7.1からMT randのコードが修正されています。ユーザーコード(PHPスクリプト)からはアルゴリズムは選べません。Cモジュールの場合、旧アルゴリズムと修正済アルゴリズムから選択できるようになっています。

    この他にもPHPのmt_rand()実装の場合、本来MT randは2^19937の状態を取り得るのですが、PHPはたったの2^32の状態でしか初期化できません。つまり、MT randアルゴリズムに較べて2^19902くらいPHPのmt_rand()は初期値は弱いことになります。(=比較にならないほどPHPのmt_rand()は予測し易い)

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    2016年2月20日
  • glibcのgetaddrinfo()問題 – CVE-2015-7547: glibc getaddrinfo stack-based buffer overflow

    CVE-2015-7547: glibc getaddrinfo stack-based buffer overflow として2/16に公開されたセキュリティ問題に対するアクセスが多いようですが、古いglibcのページがヒットするようなので簡単にまとめておきます。コードレベルで詳しくは見ていません。詳しい事は他の方がまとめてくれると思います。この検索してこのブログに来てしまった方向けに簡単に紹介します。

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    2016年2月17日
  • セキュアプログラミングの7つ習慣

    セキュアなプログラミングには基本的な考え方があります。それ守ることによりセキュアなプログラムを作ることができます。基本的な考え方を無視または意識しないでセキュアなプログラミングを目指しても遠回りだったり、漏れが生まれたりします。基本的な考え方を無視・意識しないでセキュアなプログラミングを行おうとしても無理があります。

    ここで紹介するのは私の考えであり、どこかで標準化されている物ではありません。しかし、基礎からまとめると概ね同じような物になると思います。

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    2016年2月17日
  • PHPバイトコードキャッシュの性能 – Opcache

    PHPの性能はバイトコードキャッシュにより数倍向上するのですが、久しぶりにopcacheをキーワードに検索してみると「それほど効果がない」と誤った評価をしているページもあったので、Opcacheによりどのくらい速くなるか簡単なベンチマークをします。

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    2016年2月10日
  • PostgreSQLでもカウンター処理を簡単に実装できる!

    PostgreSQL 9.5がリリースされました。これに含まれるUPSERT機能を使えばPostgreSQLでも簡単にカウンター処理を実装できます。以前でもトリガーやルール、CTE(Common Table Expression)を使って実装できましたが、追加されたUPSERT機能を使った方が簡単です。

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    2016年1月28日
  • マイナンバーのチェックデジット確認

    マイナンバーのチェックデジットを確認する必要があったのでPHP関数を作りました。

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    2015年10月9日
  • ReDoSの回避

    正規表現のアルゴリズムを攻撃するDoS攻撃のReDoSを可能な限り回避する方法を考えてみます。

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    2015年9月14日
  • 正規表現を使ったDoS – ReDoS

    いつかは忘れるくらい前に正規表現のアルゴリズム自体を利用してDoS攻撃を行うReDoSが発表されていました。今まであまり気にしていなかったのですが、検索しても日本語のページが出てこないようでした。詳しく知るためのリンクなどを紹介します。

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    2015年9月9日
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