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Programming

MITREがCWEを大幅更新 〜 セキュアコーディング対応を強化 〜

CWEはセキュアなソフトウェア開発を行う開発者にとっては欠かせない情報源です。2019年1月3日にCWE (Common Weakness Enumeration - 共通脆弱性タイプ) 3.2が公開されました。大幅更新と言える内容になっています。 この更新を一言で言うと「セキュアコーディング対応の強化」でしょう。 (さらに…)

IPAの「安全なウェブサイトの作り方」は安全な作り方のガイドではない

IPAは「安全なウェブサイトの作り方」とする資料を長年公開しています。しかし、これが、重大な誤りにより、全く安全ではないWebサイトの作り方なっています。 重大な誤りとは以下です。 CWE-20 - 出鱈目なデータを排除する検証(入力バリデーション)について一切記載がない コンピューターサイエンス/システムエンジニアリングの観点から考える情報セキュリティはI…

エラーと例外とセキュアコーディング/セキュアプログラミング

エラーと例外の使い方は異なります。エラーより例外が推奨されていますが、これはセキュアコーディング/セキュアプログラミングの考え方とも関連しています。この辺りを整理してみます。 (さらに…)

正規表現をより安全に使う方法

正規表現は危険です。様々なリスクが正規表現にはあります。簡単に正規表現リスクとより安全に使う方法を紹介します。 (さらに…)

CWE-20は知られているか? 〜 開発者必修のNo.1脆弱性のハズが知られていない 〜

CWE-20とは何か?と聞かれて即答できる開発者は多くないと思います。そもそもCWEとは何か?もあまり知られていないかも知れません。 実はCWE-20 不適切な入力バリデーション はソフトウェアセキュリティで最も重要な脆弱性とされています、CWEのみでなく情報セキュリティ標準的に情報セキュリティ関連法的にも。 ※ CWE: Common Weakness E…

PHP 7.3

PHP 7.3が今月(2018/12)リリース予定です。新機能や機能変更は小振りですが、結構多くの追加/変更があります。ソースコード中のUPGRADINGに変更点は記載されています。ここでは独断と偏見で選んだ重要度が高い追加/変更を紹介します。 ※ PHP 7.3.0 RC6時点のUPGRADINGから紹介します。 記載していない変更の方が多いです…

コードで学ぶセキュアコーディング 〜 SQLインジェクション編

セキュアコーディング原則において、インジェクション対策の為に重要な原則は 原則1: 全ての入力をバリデーションする原則7: 全ての出力を無害化する の2つです。これらに、一般的なプログラミング原則であるフェイルファースト原則とフェイルセーフ原則、ゼロトラストを適用するとセキュアコーディングになります。 簡単なSQLインジェクション対策コードを使ってセキュアコ…

遅すぎるサニタイズではダメな例

PostgreSQL 11がリリースされました。このリリースでto_number()、to_char()、to_date()、to_timestamp()関数の仕様が変更されました。これらは名前の通り入力を変換する関数です。その際に サニタイズ - ダメな形式のデータを使える/安全なデータ形式に変換する を行います。保存されるデータ形式は、保存可能な形に変換…

危険なコードを書くメカニズム

世の中のソフトウェアには危険なコードが埋もれています。これがセキュリティ問題の原因になっています。なぜ危険なアプリケーションが書かれるのか?その仕組みを理解すると、対策が可能です。 (さらに…)

リスク分析とリスク対応をしよう

情報セキュリティ対策 ≒ リスクの分析、対応と管理、としても構わないくらい情報セキュリティ対策にとってリスク分析は重要です。体系的にまとめられたセキュリティ対策ガイドラインなら、どれを見ても記載されています。 情報システムは「モノ」(物と人)、「ネットワーク」、「ソフトウェア」で出来ています。それぞれリスクを分析、対応、管理する必要があります。 当然、ソフト…