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Database

PostgreSQLでもカウンター処理を簡単に実装できる!

PostgreSQL 9.5がリリースされました。これに含まれるUPSERT機能を使えばPostgreSQLでも簡単にカウンター処理を実装できます。以前でもトリガーやルール、CTE(Common Table Expression)を使って実装できましたが、追加されたUPSERT機能を使った方が簡単です。 (さらに…)

OWASP Secure Coding Practices – Quick Reference Guide

OWASPのガイドラインはPCI DSSでも参照するように指定されているセキュリティガイドラインです。その中でも比較的簡潔かつ体系的にセキュアプログラミングを解説した資料がOWASP Secure Coding Practices - Quick Reference Guide (v2) です。 日本語訳がないようなので一部未訳ですが訳しました。CC-BY-…

不整合が起きてはならない場合、トランザクションはシリアライザブル

リレーショナルデータベースが優れている点はトランザクションをサポートしている点です。トランザクションは手続きが一貫性ある形で実行されることを保証してくれます。しかし、トランザクションを使えばOK、という物ではありません。

PHP7で追加される整数型、浮動小数点型タイプヒントの問題点

PHP7では整数型、浮動小数点型、配列型のタイプヒントが追加されます。データ型をより厳格に取り扱うようになるのは良い事ですが、データ型を変換してしまうため問題となる場合もあります。 データ型は指定した型に変換すればよい、という単純な物ではありません。私はデータ型を変換しない方のRFCを支持していました。残念ながらこちらのRFCでなく、問題がある方のRFCが採…

Memcachedのプロトコル仕様とセキュリティ – Memcachedでもインジェクションが可能

Memcachedはテキストプロトコルとバイナリプロトコルの二種類を持っています。デフォルトはテキストプロトコルです。テキストプロトコルを利用している場合、テキストインターフェース処理の基本を理解した上で利用しないとセキュリティ問題が発生します。こういった処理のセキュリティ対策を行う、確認するには実は標準の方が簡単で明解 – セキュリティ対策の評価方法も参考…

知って得するPostgreSQLのRETURNING句

速いアプリケーションの作り方でPostgreSQLのRETURNING句に軽く触れましたが、この機能はデータベースチューニングで強力なツールになる場合があります。知って得する、知らなければ損をする、そんな機能がRETURNING句です。

速いアプリケーションの作り方

Phalcon Adventカレンダー18日目として書いています。 一台のアプリケーションサーバーで10リクエスト/秒で十分というサービスであれば、どんなプラットフォームを選んでも問題ありません。一台のサーバーが10リクエスト/秒しか処理できなくても、ページがキャッシュできるならリバースプロキシで簡単に数千リクエスト/秒以上でサービスできます。このようなサー…

PostgreSQLのJSONB型を利用してタグ検索を行う

遅れてしまいましたが、PostgreSQL Adventカレンダー2014の9日目です。昨年はタグ検索するならPostgreSQLで決まり!でPostgreSQLの特徴でもある配列型を使ったタグ検索を紹介しました。今年はJSONを使ってみたいと思います。

SQLiteデータ型の仕様とセキュリティ問題

SQLiteはファイルベースのオープンソースRDBMSです。オープンソースとしては珍しいパブリックドメインライセンスを採用しています。SQLiteはファイルベースなのでデータベースサーバーが必要なく手軽に利用できます。SQLiteは組み込みデバイスで広く利用され、Android/iOSなどでは標準的なデータベースとして利用されています。モバイルデバイス以外で…

安全なAPI過信症候群 – 普通のRDBMS編

昨日書いた安全なAPI症候群の処方箋 – execv/SQLite3編はSQLiteの仕様がRDBMSとしてエキゾチック過ぎ、さらっと書いたよくあるRDBMSでの「安全なAPI症候群」を全く理解して頂けなかったケースもあるようなのでもう一度書きます。 プリペアードクエリには色々問題もあり、セキュリティ対策としてそれだけ教えるのはNG、と考えている方はプリペ…