Secure Coding
PHPのheader関数とheaders_remove関数の注意点
PHPのheader関数とheader_remove関数の注意点です。あまり使わないと思いますが、Set-Cookieヘッダーや他のヘッダーで注意しないと問題になります。普段はsetcookie関数でクッキーを設定していてたまたまheader関数でクッキーを設定した、という場合にheader関数とsetcookie関数の仕様の違いにより、思ってもいない結果に…
「セキュアコーディング方法論再構築の試み」を再構築してみる
セキュアコーディングに関して大きな誤解がある資料があったのでこのブログを書いています。 一つ前のブログは二つ以上の議論を理解しながら読まなければならないので解りづらい、とご意見を頂いたので”「セキュアコーディング方法論再構築の試み」を再構築してみる”として書き直してみました。 (さらに…)
セキュアコーディングを理解できていない例
追記:解りづらい、とご指摘があったので「セキュアコーディング方法論再構築の試み」を再構築してみるとして書き直してみました。このエントリの方が詳しいですが、よろしければこちらもどうぞ。 セキュリティの専門家と呼ばれる人であってもセキュアコーディング/セキュアプログラミングを正しく理解していない例は散見されます。今回はそのケースを紹介します。 参考1:セキュアコ…
PHPの制限一覧
PHPには他の言語と同様に様々な制限があります。まとまった資料が見つからなかったのでまとめておきます。PHPの制限と言っても実行時間の制限のようにマニュアルに記載されているINI設定などは記載していません。 (さらに…)
セキュアプログラミング第一位の対策、入力バリデーションはセキュリティ対策ではない?!
セキュアコーディング/セキュアプログラミングにおける最も重要なセキュリティ対策は「入力バリデーション」です。国際標準ではセキュリティ対策か否かは「リスクの変化」によって決り、※多くのセキュリティ専門家が「入力バリデーションをNo1のセキュリティ対策である」と結論づけています。(※ 対策の目的が何か?などの主観に基く評価はセキュリティ対策か否か、を決める指標で…
セキュアプログラミングの7つ習慣
セキュアなプログラミングには基本的な考え方があります。それ守ることによりセキュアなプログラムを作ることができます。基本的な考え方を無視または意識しないでセキュアなプログラミングを目指しても遠回りだったり、漏れが生まれたりします。基本的な考え方を無視・意識しないでセキュアなプログラミングを行おうとしても無理があります。 ここで紹介するのは私の考えであり、どこか…
ほとんどのセキュリティ問題はインジェクション問題 – インジェクションパターンとして理解すると簡単
セキュリティ問題のほとんどはインジェクション問題と考えることができます。インジェクション問題として考えられるセキュリティ問題のモデル化を考えます。 実際のセキュリティ問題は多種多様で非常に複雑ですが、シンプルなモデルで考えると理解り易く、多くのセキュリティ問題を体系的に理解できます。
メソッド/関数呼び出しによるコード実行問題とその対策
前回、インジェクション攻撃の基本パターンを紹介したのでイレギュラーな例を紹介します。 言語の機能としてシリアライズされた”データ”からオブジェクトを生成(PHPの場合、unserialize関数)したり、呼び出すメソッド/関数を指定できる機能(PHPの場合、call_user_func*関数/call_method*関数など)を使ったりすると意図しないメソッ…
ISO 27000とセキュアプログラミング
セキュアプログラミングの啓蒙にも少々食傷気味ですが、今回もセキュアプログラミングの話題です。IPAのセキュアプログラミング講座Web編は削除予定であるとFacebookではお伝えしましたが、ブログではまだだったので合わせて紹介します。 ISO 27000がセキュアプログラミングついてどのように書いているのか紹介します。ISO 27000シリーズはISMS(I…
個々の脆弱性に対応する効果的な方法
全体的なセキュリティ対策やセキュリティ対策の基本的概念の話が続いたので、個々の脆弱性に対応するための効果的な方法を紹介します。前提知識なく、個々の脆弱性に対応するには、個々の脆弱性全て知る必要があります。