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PHP Security

開発者はセキュリティ問題を自己解決できるのか?

ソフトウェア開発において開発者はセキュリティ問題を自己解決できるのか?それとも自己解決できないのか?

OWASPのプロアクティブコントロールTOP10

もう十年以上前に書いた本でプロアクティブなセキュリティ対策が重要と書いていたと思います。OWASPのプロアクティブコントロールTOP10を紹介します。

password_hash()の重要な制限

password_hash関数はcrypt関数のラッパーです。パスワードを簡単かつ安全にハッシュ化するための関数です。現在のPHPマニュアルにはpassword_hash関数の重要な制限が未記載であったため追加しました。

Heartbleed脆弱性と漏洩する情報のまとめ

Hearbleed脆弱性はSSL接続を処理するサーバーのメモリ内容を盗める脆弱性です。メモリ内には様々な機密情報が含まれています。Webサーバープロセスのメモリ内に保存されている内容は全て盗まれる可能性があります。セッションIDやユーザーのパスワードが盗める場合もあります。Heartbleed脆弱性は任意アドレスのメモリ内容をリモートから自由に読み出す脆弱性…

SSL脆弱性に備えたパスワード認証方法を考える

ここ数年SSLに対する攻撃方法やバグが何度も見つかっています。SSLで通信を暗号化していてもパスワード認証時のトラフィックを解読されてしまえば、パスワードが漏洩していまいます。パスワードが判ってしまえば、攻撃者は何度でも被害者のアカウントを利用できます。 脆弱性でなくても、SSLも無効化したMITM(中間者攻撃)も可能です。SSLだから安心、とは考えられませ…

なぜRubyと違い、PHPの正規表現で^$の利用は致命的な問題ではないのか?

Rubyデフォルトの正規表現では^は行の先頭、$は改行を含む行末にマッチします。PHPのPCREとmbregexでは^はデータの先頭、$は改行を含む行末にマッチします。 この仕様の違いはデータのバリデーションに大きく影響します。

Heartbleed攻撃と対策

OpenSSLにメモリを自由に参照できるhearbleedと呼ばれるバグ(CVE-2014-0160)がありました。概要はTechCruchで解説されています。昨日は対応に追われたエンジニアも多いのではないでしょうか?OpenSSLを利用したシステムの場合、影響がある可能性があります。詳しくは http://heartbleed.com/ で解説されています…

知らないと勘違いする「合成の誤謬」の罠

今回は情報技術者にも役立つ経済学の用語を紹介します。多くのWebアプリケーション開発者、もしかすると他の技術者も知らない合成の誤謬です。「合成の誤謬」とはもともとは経済学用語で、以下のように定義されています。 《 fallacy of composition 》個人や個々の企業がミクロの視点で合理的な行動をとった結果、社会全体では意図しない結果が生じること。…

TOP 10のセキュリティ対策 – NSA アメリカ合衆国編

前のエントリでオーストラリア政府のTOP 35のセキュリティ対策を紹介しました。NSA(国家安全保障局)のセキュリティ策も紹介します。米国の情報機関と言えばCIAが有名ですが、NSAも情報機関として大きな組織です。米国政府の情報セキュリティを担保する機関がNSAです。映画などでもよく出てくる情報機関なのでご存知の方も多いと思います。

TOP 35のセキュリティ対策 – オーストラリア編

SANS TOP 25以外のセキュリティ対策ガイドラインとしてオーストラリア政府のセキュリティ対策ガイドラインを紹介します。