PHP Security
PHPのHTMLエスケープ
いろいろなコンテクスト用のエスケープ方法を書いてきましたが、HTMLコンテクスト用のエスケープ方法エントリは古いままでした。今のPHPのHTMLエスケープを紹介します。 参考:他のエスケープ方法は以下のエントリを参照してください。 https://blog.ohgaki.net/php-string-escape (さらに…)
暗号学的ハッシュを安全に使うには?
2017年2月にGoogleがSHA1ハッシュの衝突に成功した、とアナウンスしました。1 暗号学的に安全なハッシュ関数な場合、SHA2-256を使っていると思います。SHA3が利用可能になのでSHA3を利用している場合も多いと思います。SHA2もSHA3も暗号学的ハッシュ関数です。ざっくりとこれらのハッシュ関数を安全に使う方法を紹介します。 (さらに&hel…
PHPの文字マッチ性能比較
バリデーションコードを書いていると文字にマッチするパターンは結構多いです。簡単なベンチマークコードで性能を比較してみました。 (さらに…)
HKDF, HMACなどのハッシュ関数を使う場合に知っておくべきFS/PFS
PHPにHKDF関数、hash_hkdf()が追加されましたが、そのシグニチャは褒められるモノではありません。 https://blog.ohgaki.net/php-hash_hkdf-insane-function-signature hash_hkdf()が脆弱なAPI仕様になってしまった主な原因は、開発者がハッシュ関数を利用して鍵を導出する場合に知っ…
第一のソフトウェアセキュリティ原則さえ普及しない最大の理由とは?
追記:書き直しました。新しい方をご覧ください。 セキュアコーディングの原則1は「入力バリデーション」です。セキュアコーディングの原則1はソフトウェアセキュリティの一丁目一番地と言えるセキュリティ対策です。 入力バリデーションを第一のセキュリティ対策としているガイドライン: CERT Top 10 Secure Coding Practices OWASP S…
ホワイトリスト派とブラックリスト派 〜 セキュアコーディングが行われない理由
セキュアコーディングの原則1は「信頼できない入力を全てバリデーションする」です。この原則は国際情報セキュリティ標準でも当たり前の要求事項となっています。しかし、残念ながら「信頼できない入力を全てバリデーションする」が正しく実装されているアプリケーションはほとんどありません。 独自の定義や自分勝手なセキュアコーディング解釈をしているケースが散見されます。ここで…
PHPとXML eXternal Entity(XXE)対策
2017年版OWASP TOP 10がリリースされました。新しくA4としてXXE、A10としてInsufficient Logging & Monitoringが入りました。今回はXXE対策を紹介ます。XXE対策は簡単です。 XXEは「リクエストのインジェクション」と考えると解りやすく、「リクエストのインジェクション」と理解すれば他の類似攻撃パターン…
実は守れていないローカルネットワーク
ファイアーウォールで守っている、プロキシも使っている、だからインターネットからローカルネットワークは守られている! 半分あたりですが、半分はずれです。よくあるネットワークシステムではローカルネットワークはインターネットから半分くらいしか守っていません。 まだ対策をしていない場合は実施することを強くお勧めします。 クロスサイト攻撃からローカルネットワークを守る…