Fedora/LinuxでZFS on Linuxを使う
Fedora(Linux)でボリューム管理、スナップショット、圧縮、RAID5以上の性能と可能性を持つファイルシステムで”安定しているファイルシステム”となるとZFSしかありません。 機能的にはBtrfsも同等の機能を持っています。しかし、少なくともこのブログを書いている時点では、RAID56はカーネルがクラッシュした場合などにファイルシステムが壊れてしまう…
第一のソフトウェアセキュリティ原則さえ普及しない最大の理由とは?
追記:書き直しました。新しい方をご覧ください。 セキュアコーディングの原則1は「入力バリデーション」です。セキュアコーディングの原則1はソフトウェアセキュリティの一丁目一番地と言えるセキュリティ対策です。 入力バリデーションを第一のセキュリティ対策としているガイドライン: CERT Top 10 Secure Coding Practices OWASP S…
PHPとXML eXternal Entity(XXE)対策
2017年版OWASP TOP 10がリリースされました。新しくA4としてXXE、A10としてInsufficient Logging & Monitoringが入りました。今回はXXE対策を紹介ます。XXE対策は簡単です。 XXEは「リクエストのインジェクション」と考えると解りやすく、「リクエストのインジェクション」と理解すれば他の類似攻撃パターン…
PostgreSQL 10のICUコレーションとJIS X 4061
PostgreSQL Advent Calendar 9日目用のエントリです。 PostgreSQL 10のICUコレーション(照合順序)サポートの概要と基本的な使い方は以下のエントリに記載しています。ICUコレーションの使い方は以下を参照してください。 https://blog.ohgaki.net/postgresql-10-icu-locale-col…
実は守れていないローカルネットワーク
ファイアーウォールで守っている、プロキシも使っている、だからインターネットからローカルネットワークは守られている! 半分あたりですが、半分はずれです。よくあるネットワークシステムではローカルネットワークはインターネットから半分くらいしか守っていません。 まだ対策をしていない場合は実施することを強くお勧めします。 クロスサイト攻撃からローカルネットワークを守る…
PostgreSQL 10のICUコレーションを使うと日本語を普通にソートでき、更に文字順序までカスタマイズできる
PostgreSQL 10からICU(International Components for Unicode)のロケール/コレーションがサポートされました。 これまでサポートされてきた、libcのja_JPロケールの貧弱な日本語ソート機能とは比べ物にならないくらい高機能な文字比較をサポートしています。日本語や他の言語での照合順序を柔軟に変更できます。 マト…
実は知られていない?リスク対策の原則?
ISO 31000(リスクマネジメント標準規格)はa)からk)まで、11のリスク管理の原則を定めています。 ITエンジニアであればISO 27000(情報セキュリティマネジメント標準規格)を一度は読んだことがあると思います。少なくとも名前くらいは知っていると思います。リスク管理の基礎/基本を理解していればISO 27000だけでも十分ですが、ちょっと自信がな…
壊れたWindowsを修復する方法
事務作業用のWindows 10のOfficeアプリケーションが動かなくなったので、修復を試みました。ツールは用意されています。しかし、結局VMのスナップショットで直しましたがメモとして。 (さらに…)
4種類の信頼境界とセキュリティ構造 – 構造設計なしのセキュリティ対策?
セキュリティ対策には設計図があります。少なくともアーキテクチャー図があります。しかし、何故かソフトウェアの場合は設計図もアーキテクチャー図も書けないセキュリティ対策が当たり前になっています。国際情報セキュリティ標準やセキュリティガイドラインを普通に理解すれば解ること、セキュリティ対策の基礎の基礎にも関わらず、です。 これは一般開発者の問題というより、セキュリ…