CNet Japanでも「米で史上空前の情報流出–4000万件のクレジットカードに影響か」と報道されているように日本で影響があったクレジットカード発行会社としてNICOSがあります。
私もNICOS郵貯VISAカードを持っています。支払日が近いのですが明細書が届いていなかったのでWebから確認しようと思い、NICOSのWebサイトに行くと重くて使えませんでした。サーバが混雑していたのはMASTERカードの情報漏えいの影響ではないかと推測しています。
前から気になっていたのですがNICOSのサイトはSSLが不必要なページでもSSLが使われていたりします。一時的に経営危機があったとは言えそれなりの作りになっていて高負荷時でも問題無く動作するように作られている、と思っていたのですがそうでは無かったようです。
# 備考:SSLを使った通信と普通の通信を比べると、SSLを使った
# 通信の方が大きな負荷がサーバにかかります。
ところで、アメリカでは無差別攻撃的なフィッシングはもう古い手口になっています。今回のMASTERカードから漏洩した情報には社会保障番号は含まれていないようですが、住所、氏名、電話番号、勤務先、社会保障番号などの個人情報を含んだメールを送信し信用させ更に重要な情報を取得する詐欺が多発しています。中にはこのような手間をかけずに盗んだ個人情報で勝手にクレジットカードを作り使用する犯罪も横行しています。
カードの不正利用は保障されるので過剰反応する必要はありませんが、利用明細は必ず確認した方がよいでしょう。大学いた頃の話なので随分昔の事ですが、経営学の教授は毎月のように使った覚えのない航空券の請求がくる、と言っていました。幸いまだ私はこのような不正利用による請求はありませんでしたがクレジットカード利用者であればありえるリスクです。
# 不正利用は保障されますが暗証番号を伴う取引は保障されない可能性が
# 高いです。店頭などで暗証番号は入力しない方がよいと思います。
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