カーネルrootkit

(更新日: 2005/03/15)

最近カーネルrootkitがまた話題になっています。カーネルrootkitへの対処策ソリューションを提供し始めたからの様です。

First Winternals/Sysinternals did their RootkitRevealer
Then Microsoft started fear-mongering
Now F-Secure jumped on the bandwagon with their Blacklight Beta

rootkitとはバックグラウンドで動作してシステムの利用状況を記録したり、バックドアを開けてリモートから管理者権限でシステムを使用できるようにするプログラムの総称です。

全てのrootkitが良くないか、と言うとそうでは無い場合もあります。システム管理者がネットワーク上のコンピュータを管理する為に開発されたrootkitもあり、これらのツールはネットワークシステム管理者にとって非常に便利です。

問題なのはadware、malwareと呼ばれるプログラムにユーザが意図しないrootkitが含まれていたり、ウィルスに含まれていたりする事です。これらのrootkitはSPAMメールの送信に利用されたり、ユーザがどのようなWebページをブラウズしているか記録する為に利用される事がほとんどです。しかし、その気になれば銀行のWebアカウントへログインする為のユーザ名とパスワードを盗む事も簡単です。

通上のrootkitの検出はプロセスの一覧を見ることで簡単に検出できます。ファイルシステム上を検索する事により不審なファイルを捜す事によっても検出できます。しかし、カーネルレベルrootkitの検出は簡単ではありません。カーネルレベルrootkitは文字どおりカーネルレベルで動作しプロセスの一覧、ファイルの一覧などを取得するシステムコールを横取りし、rootkitのプロセス、ファイルの存在を隠してしまいます。この隠蔽はカーネルレベルで行われているため、一旦インストールされてしまうとユーザレベルで実行されるアンチウィルス対策は全く役に立ちません。

snort等のIDS(Intrusion Detection System)を使えばネットワークトラフィックから検出できると思われるかも知れませんが、例えばHacker Defenderの場合、135番ポートで通信し他のWindowsアプリも正常に動作するため通常の状態ではsnortで検出できません。

Microsoft Resarchの場合、カーネルrootkitもCross View Diffと呼ばれるテクニックで検出するようにしたようです。詳しい、説明はリンク先を見て頂くとして、より低いレベルでのスキャンとAPI出力の差分からrootkitを検出するという手法です。現在確認されているrootkitは検出可能ですがどのような方法を取ったとしてもイタチごっこの様な気もします。

ちなみにこの手のカーネルrootkitはWindows用ばかりではありません。当然ですがLinux用のカーネルrootkitも多数存在します。

今すぐrootkitが入っていないか確認したい!と言う場合、検査するシステムのHDDを取り外し、信頼できるシステムにマウントしてrootkitファイルが無いか確認すると良いでしょう。

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